080510
朝から宅急便。郁子ちゃんの新しいアルバムの白版が届いた。一曲目がphonoliteでの録音。2秒で惹き込まれ長い物語のような演奏、宇宙に広がっていくような壮大なアレンジ、緊張感が知らず知らずつのっていき、それがふと解放される瞬間。その後柔らかな居心地の中にオンガクは流れてゆく。これはすごいの出来ましたね。名作と言うにふさわしい。
そんな想いを胸にスタジオに向かう。そして今日は最後の3曲。まずはphonolite12人での演奏。
いやもう、みなさんすばらしすぎ。スゴイッて思える瞬間がたくさんある。演奏している瞬間にヘッドフォンから聴こえてきてアァと思い、プレイバックでウワっとなって声に出そうに何度もなった。それにすごいプレイすぎて思わす笑いだすことも何度もあった。
即興ってなんなんだろう。
聴こえてきた空気を自分を通して音にして出す、と私なりに定義していたのだけどこの人達の音を聴いているとそれを超える何かがあるような気がする。使える音という理論とかあるかもしれないけど結局その音楽の一番気持ち良い音、ってことはやはりセンスか?
私はむずかしいことをひいたりするような音楽家にはなりたくないけど一音でもキューンと胸に来る音を出したい。それがつまっているphonoliteだからこの4日間は幸せだった。それからもちろん水谷さんのアレンジがすばらしいのは大きい。あんなアレンジは他のどこを探してもいないだろう。
録音は終わってしまったから、どうぞミックスも良い感じで出来ていいアルバムになりますように。そしてこのすばらしいメンバーとまた音を出せますように。
2008年05月10日
phonolite REC最終日
posted by ayumi at 00:00| 日記