2008年09月30日

ひょんなことからアメリカ初仕事

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今日はユージーンのレッスンがあった。トランスクライブした譜面を見ながらコードと使っている音の関係をアナライズ。ディミニッシュスケールを習いました。しかもオススメの指使いまで。バヨリンのジャズの先生は日本にもいるけど、チェロで具体的なことを教えてもらえることなんてありえないだろうと、ユージーンに会うまではそんなこと思ってもみなかった。教えてもらうってすごい、ありがたい。
レッスンが終わって楽器を片付けているとクリスというバヨリンの先生が入ってきて何やらユージーンと話をしている。「今日の夜チェロを探しているんだけど、録音しなきゃいけなくて。」「譜面あるの?それともインプロ?」「譜面ある。」「じゃ、彼女。彼女はばっちりだよ。」ということで、タイミングよく指名されて夜に仕事をすることになった。
そして夜、訳の分からないまま行ってみるといつも弦の授業をやっているクラスでなにかのプロジェクトの録音のをする模様。音をメールで受け取りPro Toolsの簡易版に入れ、譜面をPDFで出す。しっかしこの譜面がひどかった。コンピューター譜なんだけどト音記号で書いてあり下線が4つくらいはあたりまえ突然和音になっていたりする。とにかく読めない。それから臨時記号がいたる所についていて、途中で転調したら#が7つの調に。#が7ってなんだよ。ミもシも#かよ(♭5個にしてよ)。日本でも見にくい譜面を数多く経験してきたけど今までで3本の指に入る分かりにくさだった。でもこちらは元プロですから、と集中してやって結果とても喜ばれる。そしてギャラをもらう。アメリカで初仕事。訳分かんなかったけど、しゃべれなくてコミュニケーションはどうだったかも謎だけど、面白かった。東京にいたら「じゃこのお金で飲みに行くか!」と言いたいところだけど。
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2008年09月28日

スーパーマーケットです。

今日はいつも行っているスーパーマーケットを紹介しましょう。20080929(001).jpg
ハロウィンはもうちょっと先だと思うのですがカボチャが山積みです。ものすごく大きい。
20080929(002).jpgチーズ好きな私にとってはパラダイス。種類も多くて価格は日本の2/3です。
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このケーキ類はちょっと遠慮したい。すごい色ー。そして大きい。
20080929(004).jpg綿棒も安いとはいえ500本入りはいりませーん!20080929(005).jpg先日お亡くなりになったポール・ニューマンさんはソースだかドレッシングの会社を経営してましたね。どこのスーパーに行っても見かけます。
20080929(006).jpgこれも。
20080929(008).jpgそんでここにも。色々やってんなぁ。
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2008年09月26日

88

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外国人の友達を作るのはなかなかがむずかしい。日本人の友達を作るのだって一歩踏み込むのにものすごい時間がかかるのに、言葉を超えてとなるとそりゃーそうだ。しかもまわりはものすごく若い。
まだお友達ではないんだけどクラスが3つも一緒なので週に5回は顔を会わす韓国人の女の子と今日やっと最長の10分話した。しかし、2人ともものすごく英語がしゃべれない。
「韓国のどこ出身なの?」「ソウル。」「ソウル!行ったことある、もう7?8年前に。」「そうなんだ。どうだった?」「すごいエネルギッシュな街だった。あれあれ、肉を、ビーフを四角いので焼く料理(焼き肉と言いたかった)が美味しかった。」「プルコギ?」「そう(プルコギって焼き肉と違うよなー、でもそういうことにしとこう。)、あとケジャン。」「あー!食べたい!!」「ボストンにもコリアンのレストランあるでしょ。」「うん、ある、学校のすぐ隣にも。私もSUSHI好き。」「私も寿司好き。でも日本レストランはどこもエクスプ・・・エクステ・・・」「エクスペリエンス?」「そうそう、高い!experience。」こんな風にめちゃめちゃゆっくりと会話。
「私もキムチ好きよ。こっちでも買ったりしてる?」「うん、買ってる。」「へぇー、どこで?」「韓国スーパーがあってね、ハーバードスクエアのあたりに。」「そうなんだ。」「えーと、パイ、パイ、マーケット、no no、eighty-eightマーケット。」「へぇ、あ、聞いたことあるかも。88ね。」「そう、パイパイは韓国語だった。」「(驚)88ってパイパイなの?」「そう。」「・・・・・。パイパイ、って、、日本語でバストっていう意味だよ。」「(驚?!)」「だからパイパイマーケットはおっぱいマーケットです。」「うわー!」こっちがびっくりしたよ。
ここでバケツに入ったチューインガムをその辺にいるクラスメートに配る子登場、もらう。お母さんがくれた的なことを言っていた。800個入りと書いてある。800個って、、、。
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2008年09月25日

フォノ馨

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昨日はphonolite のニューアルバム発売日だった。『Still Crazy after these Years』。水谷さんに「CD発売おめでとうございます」とメールをしたら「明日からパリなんです。」という返事、今秋初めてのphonoliteライブツアーというのが実現し、参加できない旨伝えると、最後まで「ホントに行くの?その時だけ帰ってきてくんない?」と愛を持って言い続けてくれた。涙が出るほど嬉しかったが涙をのんで辞退させてもらった。タマシイは同行します!!昨日はそういうわけで家でもi-podでもphonoliteを聴き続けた。思い出すなぁレコーディングの日々。美しい奇跡の瞬間が何度もおとずれた、それが再現されてる。あぁ。

ほぼ毎日自炊なのだけど、ごはんを作ってテーブルまで持っていきテレビをつけてもタモリもみのもんたもでてないので、だいたいインターネットでネットサーフィン(死語?)かYOU TUBEなのである。その中でもよく見る中のひとつ「ほぼ日刊イトイ新聞」を何ともなしにみて、あ、料理のコンテンツがある、とこれまた何の気なしに見て、「BGMをつける」という丸いのがあったのでポチッとして「あー美味しそう。そうだよねいつものでシンプルでそれが一番美味しいってそれでずっといいよね。」なんて思いながら見ていると音楽がステキだな、ほぼ日も粋なことするななんてちょっと気になったりして料理2つ分くらい見たらちょうど食べ終わったのでコンテンツのトップに戻る。するとそこに『音楽:田中馨』の名を発見!
馨クンだったのか、すてき。これまた9/22のライブにも誘っていただいたのに参加できずのsakerockの馨クンでした。馨クンはphonoliteでサポートした原田郁子ちゃんの東京のコンサートを聴きにきてくれて、フルートのMIYAちゃんと同級生だったり、差し入れにブルーベリーを1パックくれたり、なかなか不思議ステキな人なのでした。
(発売中の「会社員と今の私」にオカミオ&ハシモトで参加しています。Newアルバム「ホニャララ」にも参加してます。11月5日(水)発売です!!)
ささやかな偶然を発見した日でした。
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2008年09月23日

今日の出来事。

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午前中にひとつ授業、夕方からアンサンブルのクラス。
アンサンブルは必修なので、だったらとブラジル音楽アンサンブルクラスに飛び込んでみた。
ブラジル人から祖国の音楽を学ぶ。グルーブやリズムパターンや音の切れなんかを説明している微妙なニュアンスに妙な説得力がある。あーCDできいたことがあるーみたいな。そしてブラジル音楽の簡単な歴史やなんかを説明受けただけで何かカンドー。ジョアンジルベルトがボサノバを作りましたって、そんなの私でも知ってるのになぜだかね。
クラスが終わってから、誰でも参加できるDVD鑑賞の部屋に行った。今日は「ZAPPA plays ZAPPA」 というモノ。息子が父の曲を演奏するというコンセプトのバンドで世界ツアーをやった際のDVDである。とにかくバンドがすばらしすぎて圧巻!メチャメチャむずかしい曲ばかりなのに構築されたサウンド、しかもみんな自分のものにして発信している。かと思うと偶然性・即興性を伴った曲(?)、緊張感を持って楽しんで演奏していてすばらしく音楽していて聴かせる。
そしてそんなのをさんざん聴かせたあとに出てきたゲスト、テリー・ボジオ!!私はブレッカー・ブラザーズの『HEAVY METAL BE-BOP』で知ったのでフュージョンの人かと思っていたら、いやー、めちゃロックでした!健在!画面に写っている舞台の端っこに何か変な舞台セットがある、とずっと思っていたんだけどこれがゲストのためのドラムセットだった!3段に並べて30個以上のスネア&タム、そしてシンバル・ハイハットは100以上、後ろにはガムランらしいものが張り巡らされ要塞のようなドラムセットに囲まれたテリー、すごかった!とにかくロック!熱い!
(このDVD2枚組らしいのだけど)一枚目を見終わったところで主催の人が「ゴメン、(2枚目)入ってなかった。」的な感じで終わり。確か2枚目にはもうひとりのゲスト、スティーヴ・ヴァイが現れるはずなんだけど。
ま、でも終わってしまったので、そのまま教授ライブというのに向かう。
バークリーのメインの校舎は小さくて、いくつかの離れた場所に校舎が点在している。その中のひとつの小さなホールでよく小さなライブが行われている。行ってみるとジャズギターの女性教授が2人のギターの教授を迎えてのライブだった。このメインのギター女性教授がめちゃすばらしかった。そういえば女性のジャズギタリストを知らない。もちろんいるのだろうけど。ブルースだったら長見順さん。ロック・ポップスは、たくさんいる。でもジャズギターか、うーん。そういえばジャズのドラマー、ベーシスト、いたっけ?私がジャズの世界知らなすぎるから?きっとそうだろう。ということにしておこう。ま、この人は女性とかそう言うことは抜きにしてすばらしかった。
今日はフリーのDVD鑑賞とライブ鑑賞、今しかできないゼイタクです。ひとつ曲のアイディアを思いついた!かたちにできるといいな。
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2008年09月21日

ミクソドリアン

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寒い!寒すぎる。
ボストンに来たくなかった大きな理由は寒いからだった。寒いと、なんだか理由は分からないけど哀しくなるし、じんましんがでるし(寒冷ジンマシンと言うらしい)、すぐに風邪をひくし。
ボストンは北海道くらいの緯度なので真冬には零下20度くらいまでさがるらしい、「でも建物の中はあたたかいよ。」と誰もが言う。これも北海道の人が言うのと同じだ。しかし、もうすでに秋の寒さが押し寄せてきている。昼間はまあまあだけど陽が落ちると長袖+上着でも寒いくらい、なのに教室にはまだ冷房が入っている。半袖の人もいる。なんで??
ハーモニーのクラスは、すでにコードのテンションとモードの種類を勉強しているはずのクラスに振り分けられ次の授業では軽くテストをすると言っている。
しかし私7thまでしか分からず、かぞえてやっと#9thだ11thだ13thだとか分かってきたところなのに(今まで見てみないフリをしてきた)。しかもモードも習ったことはあっても覚えようという気になったことがないので「アドフリミエロ」と呪文のようにくり返し言っている(でもミクソリディアンがどうしてもミクソドリアンになってしまう。あと綴りが書けない)。は?、これ基本なのか、まいる?。でも解明できてくると楽しいもので昨日今日と休み休みだけど勉強してた。あんなに勉強嫌いだったのに不思議なもんだと自分でも思う。
今思ったけれど、勉強というより脳のトレーニングに近いな。調6度だから13thッスか!とか4度が#してるからリディアンっすか!とか。脳年齢が若返るかしら。
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2008年09月17日

初心者パーカションクラス

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テストアウトで浮いた2クレジットをなんに使うかというと、まずひとつは今日の9時からのクラス。是非とりたかったクラスの内のひとつで、「アフロキューバンリズム・パーカッション・フォー・ノン・パーカッショニスト」。要するにパーカション初心者コース。前から、せっかく1年あるのだから趣味の範囲内で色々な楽器に挑戦してみたい、と思っていたので手始めにラテンパーカッション。
アフロキューバンリズムというからにはコンガである。10人の生徒がコンガを2つずつ前にして、オープン、クローズ、スラップ、あとは英語が分からないけど6つくらいの叩き方を習って叩く。ぜんぜん良い音がでない。スカッという音しかでない。関節が当って痛い。ゆっくりしか叩けない。でもサルサのリズムを習って叩くと確かに、なんか聴いたことある気がするー!ミチアキさんすごいなとあらためて感動する。そしてリズム譜を見ながらしか叩けないけど、このこのパターンを知っただけでもこのクラスをとってよかったと思った。2-3と3-2の基本パターンがあるんですね。オモシローイ!初心者は練習あるのみ。

さすがに9時からのクラスがあると眠いが1日をがんばって過ごして、授業が終わってからスーパーに買い出しに。直径10cmくらいのキノコとビール1ダースと今まで知らなかったバーボンを買う。
こんなです。
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ボストンのビール「サミュエルアダムス」(こっちで注文するときは「sミュァダ」みたいな発音)、6種類の味が楽しめるセットがあったので、これにした。楽しみー。12.99ドル。ドルが安くなってるので1本113円くらいか?(小瓶だけど)。安い。
バーボンも楽しみ。
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2008年09月16日

弦まみれの日。

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またまた火曜日。ユージーンレッスン、いやぁまたすばらしい。
私がチェロのケースにモレレンバウムのシールを貼っているのを見ていて「彼は友達だ。」と前に言っていたのだが、今日のレッスンではまず「キミはジャキスのトランスクライブ(耳コピ)をしたことがあるか?」と。いやーどうでしょう、なんて濁してたら、課題曲How Insensitiveのジャキスソロをトランスクライブしてくるようにとの宿題。同業者を素直にほめ、私が好きなのを知ってて課題に出してくるなんてなんていい人。そして「ついでに、このピアノソロも”なかなか”良いから、チェロの音域でもひけるし、これもトランスクライブして。」と言われた。これは『A DAY in new york』というMorelenbaum夫妻と坂本龍一のアルバムです、なかなか、ね、坂本クン。
その他にもピッチカートでのボサノバベースを習ったのだけどこの人は今まで聞いたチェリストの中で一番すばらしいベースをひくので、もう興味津々。コード感を出しつつ、うるさくなく、リズム感は満載で音色は豊かに。こういったところでしょうか。リズム感と書いたが、リズム感を超えたグルーブ感がすばらしく心地良い。
その秘密は音の長さにあると思う。音をどこまで伸ばすか、どこで切るかまたはミュートするか、これがグルーブを出す基本だと思うのだけどユージーンはすばらしくそれがカッコいいのだ。いくつかテクニックを習ったが結局音の長さを決め音楽のグルーブを作るのは自分なのでこれは研究していきたいと思う。

さてさて。
午後にはひとつ”テストアウト”という、これに合格すると単位が認められる”飛び級テスト”みたいなのがあって、これを受けた。問題の意味が専門用語の英語ばっかりで全然分からない。ここ2?3日、電子辞書とインターネットを使ってがんばって勉強したんだけどね。でも夕方には結果がでて、You have passed the test-out. の通知がもらえた。ヤッター!!さすがに嬉しい!何故嬉しいかというと、これをパスするとこの授業2単位分(2?3クラス)が他にまわせるのだ。せっかくだったらやりたいのを受けたいと思っていたから受かってよかった。

そして夜はストリングス科の教授たちのライブ演奏会。ストリングス科にはどんな先生がいるのか全貌を知らないしちゃんとした演奏もなかなか聞けないので楽しみにしていった。
ストリングス科というのはバイオリン・ビオラ・チェロに加えてバンジョー・マンドリンとハープまで。色んなジャンルの先生が色んな組み合わせでクラシックの現代曲からデキシージャズまでとにかく持ち味を出しに出してひきまくった。
クラシック以外の奏者は日本では割合が少ないし偏っているようにも思う。そういう意味ではこうも多種のバヨリンの奏法や音使いひきこなし方があるのかと、とても参考になった。でもセッションではみんなの個性が強すぎてバラバラで笑えた。
ま、とにかくなかなか聞けないものを聞けて見れて面白かったです。
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2008年09月14日

荷物が来た!!!

080914
学生の週末は休みだしウキウキじゃん、と思っていたらとんでもない!学期が始まったばかりなので、とりたいクラスを今週中には変更したりしなきゃいけないんだけど要領を得てないために悩みまくり。昨日は日本人の友達3人集まってあれやこれやと情報交換&対策を練った、おかげでだいぶ方向性は見えたけど悩みはなかなか解決せず。それに加え、容赦ない宿題の数々。ほとんどのクラスで宿題がでて、一つ一つ宿題がなんであるかを確認し、必要があれば資料をダウンロードし、英語を電子辞書で調べまくり、ノートにまとめたり楽器を使うクラスだと練習したり、とにかく全然時間が足りない。英語なのでアメリカ人の10倍くらい時間がかかる。慣れるまでは週末はおやすみじゃなくて勉強の時間だな、と思った。うぅ?ん。

そんな今日、やっと荷物が届いた!引っ越しのさなか、意識がもうろうとしながら送った国際宅急便。8/28に送って通常1週間で届くはずなのにずっと届かなかった、なぜ!!
ちょうど一週間くらいの時にメッセージが入っていて税関で荷物が止まっている、と。これは私の英語力では対処できないとルームメイトのAちゃんに助けをこうて電話をしてもらうと、中に入っている黒いファー(革製品)が問題になってるとのこと。エーッ!!ワシントン条約?!「それ、フェイクファーなんだけど。触ればすぐに分かる500円くらいの安物。」と言うとAちゃんもびっくりしていた。税関の人、(もっかい言いますが)触ったら分かると思うんだけど。
ま、でもアメリカだししょうがない。フェイクファーと伝えたは伝えたけどいつ届くかな、と期待せずに待っていたら、アメリカ人が働きそうにない日曜日に届いて感激!!
わーい!!
なんだかいままで合宿気分でサバイバルな意識だったけど、なんかやっとボストンに「住む」、という気になってきた!
よーし。
荷物を開けると、わけが分からないものばかり出てきた。
夏服多数(セーターが欲しいんですけど、、。)、いただいたおつまみ、ドライ納豆=絶品、フグの干物、焼酎のワンカップ。確定申告の用紙&源泉徴収票。本。いらないものはたくさん入っていて肝心のいるものが全くなかったりする。買うよりしょーがない。
でもま、やっと自分のモノに囲まれてきた。
そしてまた明日から一週間が始まる。そしてアメリカ生活あと、11ヶ月と半分。
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2008年09月12日

う~ん。

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オーケストラみたいなクラスをとらなければいけなくて、ここまできてクラシックはやりたくないので他のクラスに変更してもらおうと思ったら、スカラーシップをもらっている生徒は必修と言われしょうがなく行ってみる。
小さなホールに生徒が楽器を持ってひしめきあっている。そして譜面台にはドボルザークの交響曲第4番が。
指揮者が自己紹介をして、まずチューニング。オーボエがラの音を出した時にイヤな予感がした。弦のみんなが開放弦を鳴らす、あぁ、ひどい。もうここですでにダメだと思った。ひどい。多分音大と言えどクラシックの学校ではないので楽器の技術はもとよりオーケストラの経験がある人の方が少ないのだろう。音色とか細かいピッチとか「無い」に等しい。合ったか合わないか分からないチューニングの末、第1楽章を初見で合奏しはじめる。当然、楽譜がそんなに読めない人もいるわけでものすごいことになっている。フリージャズ??この時点で私は耳の意識を半分閉ざすことにした。別のことを考えよう、別のことを。この指揮者はたしかスペイン人。ドボルザークの4番やったことがあったかなぁ。でもかすかに記憶がある、このむずかしいフレーズとか。プロのオケに仕事で行ってた時は一音出すのにも神経を使いまくって怖かったなー。バヨリン何人いるんだろう。
でもオーケストラでひくのは十数年ぶり。一番大きな編成のアンサンブルなのだから、なんてーか、楽しみをみつけてがんばろうと思う。

さて、今日のボストンはとても寒い。寒がりの私はたくさん着てマフラーをしてそれでも寒い。でも教室にはTシャツの人も多数。タンクトップの人もいる。寒くないのかな。そういえば以前、外国人は体温が日本人より高いと聞いたことがある。だから大丈夫なのか?もうセーターとか着たい気分なんだけど。でもまだ国際宅急便で送った荷物が届かないから着るものがない。ここだけの話、毎日同じジーンズをはいている。まだにおってないかなぁ。早く荷物が届くといいなぁ。
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2008年09月10日

順さん来Bos

080910
昨日は実はもう一つ出来事があった。
順さんが渡辺貞夫さんのアメリカツアーのライブ最終日ということでボストンに来たのだ!
しかし昨日のボストンは天気が悪い。お昼頃に2時間くらいの暴風雨。その後小雨。せっかくのボストン、高くて青い空を見てほしかった!
私はバスにのってケンブリッジのregatta barへ。リハーサル終わりに行って、少々怪しまれながらも順さんと無事再会。3週間ぶりくらいなのに久しぶりな感じがする。

渡辺貞夫さんのライブはすばらしかった。年齢を感じさせない伸びやかなプレイとテクニック、音楽で楽しませる力。でもなにより音色が"ナベサダ"だし、だからなのかどの曲でも暗い感じがしない。それからバックのミュージシャンがすばらしくて、上手いのは当然上手いのだけどグルーブがとても生き生きとしてて体が動いてしまう。MCではバークリー時代の思い出を話し、日米おり混ざったお客を湧かせて終始和やかなライブ、良いショーを見せてもらった。

ロマンチカをお休みするのはとっても気が引けてとても残念だけど、ロマンチカの中での自分の位置を、何か分かんないけど広げたいみたいな漠然といた思いがあったりしてミチアキさんと順さんに無理を言ってでて来た。二人とも最初は引き止めてくれ最後は応援してくれて感激することしかりだったのだけど、でも私は何かを得てロマンチカに還元したい。と思っているのです。順さんが「楽しく学んでね?。」と留守電に入れてくれてたんだけど、うんそうします。あんまりがんばり過ぎないように、でもなにか吸収してきます。
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2008年09月09日

Eugene

080909
何時間も携帯の説明書を読んでも実家に電話はかけれないし友達の電話番号は登録できないしマナーモードにもできないし、やっぱり全然英語が分からん!
昨日とうとう授業が始まったのだけどこれまた何を言ってるか全然分からん。なんだかMacの音楽ソフトを使っての授業なのだけど、英語プラスMacとソフトの専門用語、分かるわけがない!
すっかり弱気になって火曜日の授業。"Free Improve for strings"、何か分かんないけど弦楽器の人が集まって Improve?でも先生はすばらしいチェリストのユージーンさんだから楽しみ。と行ってみるとみんな上手そうな人達ばっかり。この日はユージーンと誰か、1対1で短いセッションをしたのだが、ユージーンがもうすばらしくてすばらしくてもう感激しっぱなしだった!見たことのない奏法、多彩な引き出し、音色のすばらしさ、チェロでこんなことやってる人いたんだ!しかも私はいつも通りに感じたままにひいたらとても気に入ってくれたようでとてもほめられた(そーゆー時の英語はなぜか分かる)。
続いてユージーンの個人レッスン。簡単な経歴を聞かれ、どんな音楽が好きかと聞かれたので「最近はBrazilian Music & Rock!」とジャズで有名な学校に反抗したような答えを言ってしまった。そしたらボサノバの曲を題材にアドリブ講座をになったのだけど、これが、伴奏をしてくれるチェロがすばらしい。チェロでここまでコード感を出せるのかと感動し、その上リズム感グルーブ感がすばらしすぎ!本当にすばらしい!せんせい!!やる気が出てきた!
ユージーン、実はのCDを十数年前に偶然買っていた。そして8/19のair plantsのライブの時にどなたかに(すみません、ドタバタで忘れてしまった。くれた方メールください!!すみません!)お餞別に(?)trio GloboというグループのCDをいただいて、トリオなのにすごい演奏でこのチェロは誰だろうと思って調べていたらユージーンだった。ボストンに来てからユージーンがバークリーで教えていると知り、これは是非習いたいと思いつつも言い方が分からなくて言えずじまいだったのだが、ユージーンのクラスが2つもとれた。これは縁がある。ユージーンもお世辞じゃなかったらとても私のプレイを気に入ってくれたみたいなので厚かましく色々聞いたり技を盗もうと思う。
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2008年09月07日

携帯電話

080907
携帯電話なんて!英語でかかってきても話せないから、話したくないのでいらないと思っていた。せっかく東京を離れて携帯とか気にしないで生きれる何ヶ月かがあるのならその気楽さを楽しもうと思ってた、んだけど。
こちらも日本と同じで携帯を持っていない若者などいない。授業中もマナーモードにしていない誰かの携帯が絶対鳴るし、授業の初日には先生のメールアドレスと携帯番号が公開される。
というわけで携帯を購入した。在米日本人向けのKDDIのサービス。手続きが日本語だったから随分助かったけど取扱説明書は英語。何時間もにらめっこして、実家に電話しようとしたのだけど結局できなかった。メールもしかり。
サイトを見るだとかメールを送るのとか、まだ何日もかかるんだろうな。古代の文字で書かれた文章の謎を解いて宝を手に入れる、くらいの気持ちでがんばって、せめて電話をかけれるようになろうと思う。
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2008年09月05日

Convocation

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入学式らしきものはないと思っていたのだが、今日の夜のConvocationというのに行ってみたら入学式っぽかった。日本の静粛な式と違って、ブラジリアン・バトゥカーダ +5ブラスセクションに先導されての首脳陣入場。日本では考えられないにぎやかな入場だ。
学長とかのあいさつも、日本式の「ありがたいお言葉」とかではなく「キミたち、たくさん勉強していい経験をして、で音楽を楽しんで!このすばらしいバークリーならそれができるよ!(私の解釈)」みたいな感じで夢と希望を前面に押し出した楽しげなスピーチが大半だ。厳粛な式というよりライブ感覚。だから盛り上がると生徒達は「ヒュー」とか「ザッツライト!」とか野次を飛ばす。
式があらかた終わって首脳陣が拍手に送られ壇上から降りると、サーっと後ろの幕が開くと同時に後ろに控えていた学生選抜ビッグバンドの演奏が始まり、そこからは新入生歓迎ライブ。学生とはいえみんなうまい。ボーカリストが代わる代わる歌った5人くらい歌ったのだけど、うまいし表現力はあるしそれに妙な説得力がある。すごかった。
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2008年09月04日

air plants 080819ライブの写真!!!

Mr.J が撮影してくれた今回の写真、躍動感あふれ感動の暑い熱いライブをそのまま切りとったかのようです。

パソコン閲覧用

http://webryalbum.biglobe.ne.jp/myalbum/2013057008752fdc44ef137e342ffab118c63f430/923132419156620221

携帯閲覧用

http://m.webryalbum.biglobe.ne.jp/ap/brws/2013057008752fdc44ef137e342ffab118c63f430/923132419156620221/

私はこんな顔してひいてたんだなぁ。歌ってる時はロックスター気取りだな(エアー・プラント)。自分で言うのもなんだけど良い写真!
菜穂ちゃんの表情、やさしく全てを包み込むかのようだ。ariさんの笑顔そしてまっすぐと客席を見てハーモニカをふく。リクオさんは夏男だね、うんうん。そして朝ちゃんは、あまりにいつも通りで笑えるーというか安心する?。
全員で写っている写真達、宝物です。
この愛に包まれた写真達をいつも見て、ドラッグに手を出すこともなく(笑)、マジメにベンキョーします。

Mr.J 、本当にありがとうございました!
また撮ってください!!
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2008年09月03日

テスト

080903
今週はオリエンテーションの週、学費を払ったり学生証を作ったりいろんな説明会に出席したり、そしてテスト。
今日はまずクラス分け用の実技のテスト。時間通りの午前中に行くとみんな練習しながら待っている。バヨリン、ビヨラ、チェロそしてバンジョーもstrings科だ。聞いているとだいたいのその人の技量みたいなのが分かるものだけど、中にはカントリーだかアイリッシュだか分かんないけどメチャメチャすらすらとすばらしくひく人とかもいる。控え室でセッションが始まる。私の周りにバッキングができるバヨリニストがあまりいなかったのだけど、そこにいた人はみなごく自然にやっていた、スゲィ。私は人見知りなので仲間に入らずちょっと離れて眺めている。でもいずれ色んな人とお友達になれるといいなぁ。
ま、実技のテストはどうにでもなるというかどうやっても実力しか出ないのでリラックスしてできた。しかしこの日、英語のテストがあった。もしかしたら受けなくてもよかったのかもしれないけど、それすら分からないので一応受ける。が、とにかくむずかしいというか問題の意味すら分からなくて、もうどうしょーもなかった。手も足も出なかった。マークシート式なので、途中からあきらめて問題を読まずに答えだけ読んで、「これだといいな。」という答えの欄をえんぴつで黒く塗りつぶした。時間ないのに、単語に意味も分からないのに、無責任にテストを楽しむなんてなかなかできないことだな。こうなると結果が楽しみなくらいだ。
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2008年09月02日

バークリーの学生になりました。

080902
2日くらい学費が払えなくて悩んだ。どうにか手はないかと考えに考えた。日本を出る時、時間がなかったのと現金をたくさん持ち歩くのは危険だと思い持って来なかった。それにクレジットカードで払えばいいやと思っていたから。そしたらマスターカードしか使えない。VISAダメなの?えー!全然足りないしS銀行から出金できる金額も1日に10万円までなので日々お金をおろしたとしても何日もかかる。いろんな策を考えに考えて、とある方法+人にお金を借りてやっとこさギリギリどうにかなった。学費を払わないととテストも受けれないしなにも動き出さない。払えたのはK氏とAちゃんのおかげだ。感謝します!
これでやっと学生証がもらえ晴れてバークリーの学生になった。
バークリーでは、連絡はメール宿題もサイトからダウンロード、全てがオンラインなのでラップトップコンピューターを買わされる。私は持っている、と事前にメールしていたら「じゃ大丈夫」的な返事が来たのだけどコンピューターオフィスに行ってみたら「この機種じゃダメ。」ということでやはり買わなくてはいけなくなった(アメリカじゃオフィスもテキトーなことを言う。アテにしてはいけない)。Mac Book Pro。今年中に新モデルが出るというウワサなのにな。あとなんか打ち込みようのキーボードとREASON。まAppleファンなのでちょっと嬉しい気はする。でも30万円。
午後からクラス分けテスト。問題の意味が分からないので電子辞書で単語を引き引きがんばる。夜はアドバイザーなる人と10人くらいのミーティング。なぜか年齢層の高いチームだ、絶対わざとだ。みんな自己紹介も話しまくりだし学校のことも質問しまくっている、が内容が半分くらいしか分からない。でも分からないなりにも英語を聞くのはなんか楽しい。懐かしい友達にも再会。大変さを分かち合う。
分からないことだらけで小さなストレスだらけだけど一つ一つやるしかない。
眠い。今日は鏡をゲット。
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