2008年09月16日

弦まみれの日。

080916
またまた火曜日。ユージーンレッスン、いやぁまたすばらしい。
私がチェロのケースにモレレンバウムのシールを貼っているのを見ていて「彼は友達だ。」と前に言っていたのだが、今日のレッスンではまず「キミはジャキスのトランスクライブ(耳コピ)をしたことがあるか?」と。いやーどうでしょう、なんて濁してたら、課題曲How Insensitiveのジャキスソロをトランスクライブしてくるようにとの宿題。同業者を素直にほめ、私が好きなのを知ってて課題に出してくるなんてなんていい人。そして「ついでに、このピアノソロも”なかなか”良いから、チェロの音域でもひけるし、これもトランスクライブして。」と言われた。これは『A DAY in new york』というMorelenbaum夫妻と坂本龍一のアルバムです、なかなか、ね、坂本クン。
その他にもピッチカートでのボサノバベースを習ったのだけどこの人は今まで聞いたチェリストの中で一番すばらしいベースをひくので、もう興味津々。コード感を出しつつ、うるさくなく、リズム感は満載で音色は豊かに。こういったところでしょうか。リズム感と書いたが、リズム感を超えたグルーブ感がすばらしく心地良い。
その秘密は音の長さにあると思う。音をどこまで伸ばすか、どこで切るかまたはミュートするか、これがグルーブを出す基本だと思うのだけどユージーンはすばらしくそれがカッコいいのだ。いくつかテクニックを習ったが結局音の長さを決め音楽のグルーブを作るのは自分なのでこれは研究していきたいと思う。

さてさて。
午後にはひとつ”テストアウト”という、これに合格すると単位が認められる”飛び級テスト”みたいなのがあって、これを受けた。問題の意味が専門用語の英語ばっかりで全然分からない。ここ2?3日、電子辞書とインターネットを使ってがんばって勉強したんだけどね。でも夕方には結果がでて、You have passed the test-out. の通知がもらえた。ヤッター!!さすがに嬉しい!何故嬉しいかというと、これをパスするとこの授業2単位分(2?3クラス)が他にまわせるのだ。せっかくだったらやりたいのを受けたいと思っていたから受かってよかった。

そして夜はストリングス科の教授たちのライブ演奏会。ストリングス科にはどんな先生がいるのか全貌を知らないしちゃんとした演奏もなかなか聞けないので楽しみにしていった。
ストリングス科というのはバイオリン・ビオラ・チェロに加えてバンジョー・マンドリンとハープまで。色んなジャンルの先生が色んな組み合わせでクラシックの現代曲からデキシージャズまでとにかく持ち味を出しに出してひきまくった。
クラシック以外の奏者は日本では割合が少ないし偏っているようにも思う。そういう意味ではこうも多種のバヨリンの奏法や音使いひきこなし方があるのかと、とても参考になった。でもセッションではみんなの個性が強すぎてバラバラで笑えた。
ま、とにかくなかなか聞けないものを聞けて見れて面白かったです。
posted by ayumi at 00:00| 日記