2008年12月01日

December(師走)

081201
今学期も残すところ3週間になってしまった。アメリカに来て3ヶ月、一向に英語しゃべれず。とにかくひどい英語をはずかしげもなく使っていて、しょっちゅう「What?」と言われている。でもフリーズしている状態からはちょっとだけ脱皮してやっと単語リッシュくらいになったのかな?
来週から期末のテストなどが始まるので実質今週の授業が追い込みとなるのだが、テスト勉強に加えてファイナルプロジェクトという提出物をいくつか出さなければいけない。作曲&アレンジみたいなのがほぼ3つあってどれも簡単な録音もつけなさいとのこと。だからちょっとでも時間があるとピアノルームにこもる。今までの人生で持ち曲が10曲もなくて、いつもはだいたい寝ながら考えるかハナウタで作って来たのだけど、とうとうピアノに向かう。新鮮。そもそも作曲ってどうやってやるんだ?ま、テキトーに作ってみよう。

どの人もファイナルプロジェクトらしくフィルム・スコアリング科の学生から録音を頼まれる。ひとり1時間、今日は3人。フィルム・スコアリングというからには昔のテレビドラマの映像を使って、これに合わせて作曲アレンジをする。録音の時には指揮もする。卒業生の知り合いに、チェロは人が少ないからどんどん頼まれるしひどい譜面も多いからバンバン断った方がいいよ、と言われていたのだが実はこれでも断っているのだ。それにひどい譜面を解析して弾く経験は誰よりも多いと思う。一人目は知らない人。スカした男子だった。2人目、3人目は前にも録音を手伝ったことがあるので良い雰囲気でスムース。この録音する時の何ともいえない緊張感が好きなんだよな。でも確実にプロでやってた時の勘が鈍っている。耳とか他の音に合わせるミクロ単位のタイミングとか。(ま、他のプレイヤーは合わそうという意識すらないんだけど)それでもエンジニア(先生)からは絶賛される。「すごく良いねー。なに、ファーストセメスターなの?信じられない。」多分ものすごく若いと勘違いされている。ま、ここは黙っておく。
楽しく録音も終えた帰り道、家の前の広場にある樹々たちがイルミネーションで飾られていた。年末だなー。クリスマスの月だ。
posted by ayumi at 00:00| 日記