2009年01月31日

ジャズのどじょう。

090131
Tちゃんが帰省していた日本から帰ってきて「お茶でも。」とメールをもらったので、電話をして「ビールでも」ととってもアメリカンなお店に行く。「アペタイザーはいかが?」と店員さんに言われてナチョスとチキンみたいのを頼んだら、出てきたのは4人前はあろうかという量の料理だった。アペタイザーって前菜だよね?(食べきれないのはお持ち帰りにするのがこっちの普通なので、結局半分くらい2人で仲良くお持ち帰り)
日本どうだったーってしゃべりまくる。「日本に比べてボストン寒すぎる。」「派遣村って何?」「飯島愛の話題はもう終わってた。」「日本、景気悪いよー。」やっぱyahoo newsより臨場感があるね。
 隣のビルで旦那のD氏が審査員をしているというので、よくよく聞いてみると高校生のジャズコンテストが行われていてバークリーの先生が審査員なのだそうだ。聞きにいけるようなので行ってみると、ちょうど最後のグループが演奏を行う直前だった。6人のコンボ編成、始まってみるとめちゃめちゃうまい。すごいー。高校生なのに、堂々と演奏するその姿はおじさんに見えたよ。
前から感じていたんだけど、日本では中学高校でブラスバンド部に入るとか、小さいときからピアノやバヨリンを習うような感覚で、アメリカでは学校のビッグバンドとかジャズ部とかがあってピアノでも管楽器でも「ジャズ」という選択肢が広くあるのだ。
ハーモニーのクラスでも、私が『セカンダリードミナント』とか『アルタードのテンション』とかをはじめて聞いて「なんじゃこりゃー!」とびっくりしてるのを尻目に、アメリカ人はみんな分かっててスラスラ答えている。多分高校のときに一回習ってるなー、そんでレベルの低いクラスに入ってるんだなー(もしかして落ちこぼれてる?)。
私がジャズはむずかしいと捉えているより以前に、アメリカ人にとっては親しみやすい日常の音楽なのだ。 土壌が違う。そのことを思い知った。
 そこで私は考えた。日本の高校の音楽の授業とかで、ジャズまではいかなくてもコードの仕組みやコードネームを教えればいいのにと思う(私が教育実習に行ったときにはまだそんなことはしてなくて、もう既に時代は変わってやってるのかもしれないけど)。日本の音楽教育はヨーロッパのクラシック音楽中心だけど、もっといろんな音楽があるってことを知ってもらい、音楽という『生きるために絶対必要ではない、けどとっても必要なもの』を人生に取り入れるために音楽を楽しむやり方を教えればいいんじゃないか、なんて思った。その一環としてコードの仕組みってとこにつながるんだけど。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月30日

宿題が、、、。

宿題が大変で日記が書けません。

ねむい。

なんとか明日、書けると良いな。

面白いことはあってるんだけど。

う?ん、この年で宿題に悩まされるとは。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月29日

バトゥカーダ

090129
今日はBちゃんと通じ合ってた日だったみたい。廊下でみつけて名前を呼ぶと、まさに私に電話しようとして携帯の番号を押す直前だった。後で一緒にギターを引き取りに行こうと(先日ギターを安く購入予約をしたのだ。私はガットBちゃんはアコギ)テキトーな約束をして別れる。
夕方にまた会う。夜、同じブラジリアンのコンサートに行くということが発覚。まずはギターを受け取りに。このギターを売ってくれた人は明日日本に完全帰国するそうで、引っ越しの荷物で部屋はあふれかえっている。「欲しいものがあったらあげますよ。」と言う言葉にありがたく乗り、私は椅子をもらう。Bちゃんはなんやらかんやら抱えきれないほどもらって、それをどうするのかといえば、私の部屋に置かせといて?だと。アツカマシイやつだなぁ。そんで私のうちまで来て出来合いのご飯を食べしゃべってると、仙川にある同じ学校出身ということが発覚。なんだかねー。

ライブは前座のバンドが長くて、だいぶ疲れたのだけど、ブラジルもののバンドが始まってみて感激!なんとパーカッション23人のバトゥカーダ(打楽器だけ)グループだったのだ。
初めてバトゥカーダを生で聴いたけどその迫力たるやすごかった。元々カーニバルで演奏するのでアッパーで、ある意味トランス系。もちろんマイクなしなのだけど、スルドだけで6人くらいいるので低音が効いていて体にじかにグルーブが来る。
リーダーの人が手と笛(運動会とかで使うやつ)でサインを出すと、グルーブが変ったりブレークしたり曲が終わったりする。パターンがたくさんあるのだろうけどそのサインだけで見事に景色が変わっていくのが何とも心地良い。
このバンドも長くて、一番前で見てたので疲れたけど、実際にバトゥカーダを見て聴いたらカエターノの音楽に入っているブラジルパーカッションの意味とかが少し分かった。いやー、よかった。
う?ん、やっぱりブラジルにいつか旅行に行きたいなぁ。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月28日

雪は雨へ。

090128
朝起きれなくて、ひとつ授業に行けなかった。残念、ブラジルパーカッション!
そしてやっぱり雪、じゃんじゃん降っている。今日は雪が落ちる速度が速い。学校は休みになっていないようなので雪にも負けず次のクラスに行く。
 今日のびっくり女子。遅刻してきた子が「ソーリー。」なんつって入ってきて楽器を置いてコートを脱いだら、タンクトップだった。雪なのにー?!コートの下タンクトップ一枚?!すごい。信じられん。全然寒そうじゃないし。

お昼過ぎに一旦お家に帰る時、雪の粒が顔に当って痛い、ヒョウになってる。行きがけに雪が落ちる速度が速かったのはそのせいか、水分が多いのね。そしてすぐに雨に変っていった。
そんなタイミングで学校からの緊急メール。2:30から学校の授業、事務はキャンセルします。えー?じゃ2:10からのクラスはどうなの?あるの、ないの?20分間なの?
アメリカだし、ないような気がして行かなかったけど、キャンセルになるとちょっと損したような気分になるなぁ。寝坊したのはあきらめつくのに。

今日はもう一回びっくり女子に遭遇した。ジムに行った時に、私がランニングマシーンで歩いたり走ったりしている30分間、隣の女子は『足と手を一緒に動かすけっこうキツいマシン』をやりながらずっと携帯で友達としゃべっていた。息ひとつ切らさずに。すごい。信じられん。笑ってたぞ。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月27日

寒さと天気

090127
ここのところ晴れが続いてるし暖かい。
暖かいとは言っても気温0度くらいなんだけど。
なんか寒さって記憶の中で比較してしまうようで、以前なら0度なんてもう無理ゼッタイ無理なんて思っていたのに、マイナス15度の脳みそが凍るような寒さを経験してしまった後では、「零下にならないならまだなんとか大丈夫」になってしまった。
まさかこんな寒い街で暮らす日が来るとは、、、九州育ちなのに。
なんてことを考えていた矢先、とあるクラスで先生が「明日はストームよ。お家でおとなしくして。」みたいなことを言っていた。さすがに寒い地方は情報をよくキャッチしている。
今日こんなに晴れてるのになぁと思っていたけど夜のニュースからは画面の下の方にテロップで「○○小学校、休み。」の表示が次々に流れる。そして天気予報も念入りにやる。
さて、明日、どうなるんでしょうか。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月26日

月曜日のクラスと放課後。

090126
朝イチのクラスは弦楽器奏者のためのエフェクターのクラスだった。こんなに、、いっぱいエフェクターが、ある、、。
先生が「みんなピックアップマイクは持ってる?」と聞く。当然みんな持ってる(生徒は5人)。プラス、エレキバヨリン持ってます、とかベースを改造してエレキチェロ作りましたとか、みんなアンプにつなぐことを前提に楽器に向かい合っていて面白い。この自作エレキチェロは携帯で写真見せてもらったけどお見事だった、ボディは普通に木目調のエレキベースなのにチェロの駒を装着していてチェロ弦が張ってある。すごいなぁ、これを実際に作ろうと思ったのがすごい!そしてひいてみたい。

アンサンブルのクラス。クラスルームに入ると先生っぽい人がいたので挨拶して、一瞬席を外して戻ってみると別の先生がいた。こっちが本物だった。学生がおっさんっぽくて貫禄があるのは困る。絶対に先生だと思ったもん。
今学期はodd meterという何か訳の分からないけど面白そうなのをとってみた。よくよく聞いてみたらバリバリ変拍子のクラス。変拍子は嫌いじゃないけど、むしろ好きだけど、ひくとなるとそりゃむずかしいしひけない。でも面白そう。仕事だったらいくらむずかしくても間違えられないけど、ここでは間違えても練習して学期末の発表会で上手にひければいいんだもんな。
いきなり7拍子の曲をみんなでやってみる。全然ひけないけど面白ーい。

も一個クラス、ジャズアレンジの歴史みたいなクラスに行ってみたんだけど、英語が分からなすぎてテストとかが自信無いのでやめようー、と思いながら帰る。

今週末に友部正人さん夫妻に会いに、NYに行こうと思っていた。
4月にボストンマラソンに出るということで(祝!)、私はもちろんはりきって応援に行こうと今から楽しみなのだけど、そんな話とかしにいこうかな、と思っていたら!今日メールが来ていて、なんと、ユミさんが肘を骨折したというのだ!
えー!びっくりしてすぐに電話をかける。骨折、手術を日本でやるためにあさって帰国すると言う。とにかくびっくりしていたのでユミさんは大丈夫ですかと言うと電話を代わってくれた。「そうなのよー。」と声を聞くと元気、とりあえず大丈夫そう。会えなくて残念ですが、ボストンでお会いしましょうー、とお話。
旅先でケガとかのアクシデントは不安だよなー。無事に帰って回復してください!そんでまた一緒にビールを飲みましょう。
NYに行ったならば一緒に原田郁子ちゃんのDVDを見ましょうと言ってたのに、、。
お早い回復を祈ってます!!
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月25日

カレーを作る、作る。

090125
週末はカレー作り。昨日の昼はインドカレーだったけど、夜になって今度は日本のルーを使ってカレー作り。最近カレーばっか食べてるなー。
この日本カレーはたくさん作って冷凍してしまおうという作戦。ちなみにルーを使って作るカレーは日本だけの独特なカレーらしいです。アメリカにはない。もちろんインドにもない。
一日置いて出来上がったカレーを満腹まで食べまくる。やっぱりライスカレーはうまーい!満足したらあとは丁寧にジップロックに入れ平らにして冷凍庫へ。カレー冬眠。おやすみなさーい。これをやっておくと何かと楽。
とにかく外食が高いので滅多に外で食べないのだ。チップのいらない店でも8ドルは下らない、ピザも3ドル以上するし、マクドナルドもチーズバーガー以上になると3.5ドル以上。パンやサンドイッチでさえこれくらいする。高い!
参るね。
立ち食いうどんやコンビニのおにぎりやサンドイッチ、ああいう安くて美味しいものがないのよねー、ここには。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月23日

火災警報

090123
料理も『修業』と、インターネットで調べてはちょっとずつやっている訳ですが、今日はアボカドのパスタを作りました。これはすごい美味しい!アボカド好きにはたまらんです。
そんな夕食を食べ終わってお皿をさげようとしていたらどこからかなんか鳴ってる、これは、、、。警報!!しかも廊下!部屋の中の警報は私も鳴らしたことがある。あれはあくまで警告だけど廊下のが鳴ったらヤバいからビルの外に出た方がいい、とレイカちゃんが言っていたのを思い出した。一応ドアを開けてみると廊下が!白いー、ヤバい!とうとう人生初の火事か!?えっと、チェロ持つでしょ、それから?何持ってく?あーさっきまで学校に持っていってたリュックに、えーと、一番よく使ってるパソコン、それからメガネ。めちゃ焦ってきた、何も持たずに行った方がいいんじゃないとも思うがi-pod、あとパスポートだけはー。
よし、とドアを開けると向かいの人も廊下をのぞいている。あれ?焦ってる感じがない。「外に行った方がいいと思うんだけど。」と言うと「ううん、あれ、バーベキューだと思うよ。」と言う。「え?」でもね、私は行くよ、下へ。こういうときはエレベーターは使わずに階段で。でも、、下におりてみるとなんかあんまりきんちょー感がない。警報も一階では鳴ってないし。あれ?調子抜け。
とりあえずライブラリでネットをつなげてるふりをして様子をうかがうことに。5分後、消防車と隊員が到着。10分後、「オールセット。」すなわち終わり。早ッ!あれはやっぱバーベキューだったのかな?なんだよ。ま、火事よりはよかったけど。
危機を感じたなー。
後悔しないように生きよう、とビールを飲んだ。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月22日

クラス~ジョシュア・レッドマン

090122
今学期、バイオリニストmimiのクラスを週に4つもとっている。mimiの授業は日本の授業に近いかもしれない。アメリカ的な『ゆるくて、好い意味でいいかげん、ゆっくり』があまりなく、優しく厳しくだからとても好きな先生だ。
mimiに続きユージーンの個人レッスン。(ちなみにユージーンのクラスも3つとっているという偏ったスケジュール)ユージーンは教師であるけどまずアーティストなのでいい意味ゆるい。今日はまず「ランチを食べてないからマイクロウェイブで温めてくる。トーフだよ。」といってトーフ&ライスを温めにいった。でも始まると楽しく音楽的にレッスンを進めてくれる。今日は何も曲を持ってきてないと言ったらショーロ(ブラジルのレトロでクラシカルな音楽)の曲を勧めてくれ一緒にひいてくれる。メロディは難しいながらもひけるので『ユージーン's クレイジーピッチカート』と私が勝手に呼んでいるピッチカートを習う。これ日本でやったらみんなびっくりするだろうなと思うような、ユージーンが発明したすごいテクニック。習得したいなぁー。

夜はジョシュア・レッドマンのコンサート@BPC。
ジョシュア・レッドマンは10年以上前によく聴いていた。CDは2?3枚持ってたのかもしれないけど印象に残っているのは『Freedom in the Groove』というCD。これはよく聴いた。
今回ダブルトリオということでどういう編成なのかなと思っていたらジョシュア+アコースティックベース2人+ドラムス2人、でした。みんなちょーうまい&かっこいい。ジョシュアもうまい、うますぎる。ひきだしが多すぎる。そしてリズム勘が良すぎるのか足がよく動く。基本姿勢ちょっとひざが曲がったままサックスを吹いていて腹筋強そうなのだが、のってくるとアクセントがつく音でひざ蹴り状態!これはかわいかった。
すごく聴きごたえがあるコンサートだった。何より演奏者が仲良さそうで、同じ楽器同士でもお互いをリスペクトしていて、バトルしても聴き合っているからすごくいい!
そういえばアンコールに応えてでてきてくれたときのMCでもやはりオバマネタ。「みんな見たと思うけど、、」すごく喜ばしいことみたいなことを言ってたような気がする、に始まり「就任式の音楽で、あの、ヨーヨーマとかパールマンとか、あの時、マイブラザーAnthony McGillがひいてたのに音がちっちゃくなかった?」みたいな話をしていたな。
調べてみるとジョシュア・レッドマンってハーバード大学でなんですね。ボストンゆかり人。頭良かったんだな。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月21日

パーカッション、ベース、ギター

090121
パーカッションのクラスは全学期とろうと思ってるので、今学期はブラジリアンパーカッションに挑戦です。まずはブラジル音楽について超初心者向けの説明。サンバ、ボサノバ、カーニバル、リオデジャネイロ、アントニオカルロスジョビン、エリスレジーナetc。
そしてブラジルパーカッションの一日目といえばきっとこれだろうなと思っていた、スルド(SURDO)、やってみたかったんだよね。(スルドは一番低い音がする大きなドラムで、カーニバルのときにはスルドだけで何十人(リオのカーニバルでは100人単位で)という、迫力の増す楽器です。)大太鼓を叩くだけかと思っていたらこれがはじめてやるとむずかしい。右手左手でオープンとクローズとを何パターンかを組み合わせるだけなのに。
でもスルドだけで、もう気分はブラジル、心地よいです。

午後はベースのクラス。ベースって重い、肩こるなぁ。
初心者クラスと聞いてきたんだけどなんかみんなひけそう、不安。先生が自己紹介するように言い、どんなベースを弾きたいか、好きなベーシストは?と聞かれたのに、私はとっさに答えられなかった。「ボサノバとソウルが好きです。」と言ってはみたもののベーシスト?英語でとっさに聞かれたら答えられないもんだ。みんなが答えるのを聞いて、あーそういえばよかったんだーとあとで思う。
先生はおもむろにCブルースのコードを書き始め解説し、簡単なベースラインの作り方を説明する。そしてベースを一回も触らずに、来週までに2コーラス、ベースラインを書いて練習してくるように、だって。あのー、ベースの持ち方はなんとか分かるけど右手のはじき方とか、左手の指使いとか分からないんですど、、、。
日本だったらまず楽器の構え方、指使い、スケール練習、そんでブルースだよな、きっと。『とにかくやってみろ!』方式なのか?
そして今日はクラシックギターを格安で買ってしまった。今学期はいろんな楽器をかじる学期になるのでしょうか?
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月20日

「よッ!大統領!44代目!!」

090120
久しぶりの授業は楽しかった。でも朝9時からはキツい。そして久しぶりの英語授業は20分くらいで集中力のスイッチが切れる。それからは「いかんいかん」とスイッチを入れ直す作業の繰り返し。
11時にひとまず終わり1時間空くので大きなスクリーンのあるロビーみたいなところに行くと、もうやってました。就任式が始まる前、ゲストがぼちぼち入場しているところが写っている。ソファに座ってお弁当食べながら見ます。『INAUGURATION』っていうのかー、知らなかった。
obamanyuujyou.JPGしかしすごい数の人々、この間ワシントンDCに旅行に行ったので主要の建物と位置関係が分かるので見ていて面白い。ブッシュ、クリントン夫妻も入場。みんなスーツ+コート+手袋、厚着してます、寒そう。0度くらいだそうです。そして今いるロビーも満員になった頃オバマ氏入場。拍手が起こる。私には「とうとうここに来た。」と言う感慨深げな表情に見えました。
まず、エラい人のスピーチ?副大統領の宣誓?つづいてアレサ・フランクリンの登場!イエーイ!大拍手です。「ヒュー」とか「リスペクト歌うのかなぁ」とか冗談まじりにみんな期待しまくり。そしてやっぱアレサはアレサでした。カンドー。転調すると全員で転調したーと、音大らしい反応がいいですな。
その後もう一人あいさつだったかなぁ、それに続きまた一回音楽だって。いいね。日本だったら開会のあいさつに始まり、堅っくるしくあいさつ続きだもんな。こういう場面での音楽は心が研ぎすまされるし、そこにいる人々がひとつになるし、音楽はいい。
登場したのはパールマン、ヨーヨーマ、あとクラリネット(すみません名前知らなくて)ピアノ(すみません名前知らなくて)、そんで作曲はジョンウイリアムス、名前がアナウンスされただけで拍手、さすが音大。何秒か聞いただけで上質の良い曲だし素晴らしい演奏だ。聴き入る。寒そう。ホカロンしてんのかなぁ。
この辺でそろそろ授業にいかなきゃ、でも立ち上がれない、この場所にギュウギュウに人がいて見入っている、でも行かなきゃ、とチェロを持って「エクスキューズミー。」と人をかき分ける。みんな見入りすぎて全然通してくれないのでそのうち言い過ぎて「ィクスキュミ」くらいになった。それもそのはずここが一番大事なオバマ氏の宣誓のシーンだったのだ。ものすごい悪いタイミングで席を立っちゃったわけだ。
そんなわけで授業に出ると、出席をとったあと先生が「就任式見たい?」と言って教室のスクリーンにCNNのリアルタイム映像を写してくれた。
今日を境に、アメリカは変わっていくはずです。きっと、よい方向に。
オバマさんのあの「目」を信じたいと思う。

夜は、オバマさんハーバード大卒業ということで(ということでもないのだけど)ハーバードの横を通りつつレガッタバーへ、ビル・フリーゼルのライブを聴きに。
この間とは違うトリオ、どんな編成だろうと思っていたらギター、ビオラ、ドラムでした。これまた渋い組み合わせ。ビオラは、やっぱ良い楽器だと思う。すごく合ってたと思う。しかしこの人ジャズやワールドミュージック的なことは得意なんだけど、いかんせん音色と音程がイマイチで、だんだんそれが気になって、むしろ気にしないようにするためにすごく集中力を使ってしまった。ビルフリだけを聴くようにしないとー!
そしてビルフリはビルフリだねぇ。サイコーです。音出しただけでもうビルフリワールド。この間も思ったけど、音色がとにかく心地よくて音が大きくない。いいね?。途中からお得意のエフェクターを使ったり、少年のように楽しそうーにひいている、時々間違ったりね。そんなとき「あ!」って顔して誰かを見る、これも普通でいい。この人いいひとなんだろうな「オレすごいだろオーラ」が全然出てないし、ライブ終わったあともロビーで知り合いと話してたり、良い意味で普通の人っぽいところがある『普通じゃないギタリスト』ですな。

ライブがおわってロビーを歩いてたらテレビで就任パーティーのダンス、オバマ夫妻がちょこっと踊ったりして。アメリカが一歩を踏み出した歴史的な日でした。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月19日

明日から学校

090119
(昨日の続き)なんで昨日と今日と2回に分けないといけないかというと、日本のとある銀行から、一日に引き出せる金額が決まっているからです。ATMでの預け入れもさすがに2回目、上手に入金できました。
お金をどういう方法で使うか、(ドルをどうやって日本の銀行から手に入れるかとか、クレジットカードで使った方がお得なのかとか)いっろいろめんどくさい。研究してる人は研究してるんだよなー。カードを使い分けたり、うまいことポイントを集めたりとかね。

さて、明日から学校が始まります。今学期は好きなようにクラスをとったのでだいぶ偏ってます。エレキベェスを始めます(レンシューしろよ!)、パーカッションも引き続きやります。全く何やってんでしょうね。
そして明日はオバマさんの就任式。父ちゃんから「様子を伝えよ」とメールが来ました。さすがにTVをつけると一番のニュース。この間見たワシントンDCの町がたくさん映ってます。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月18日

やっぱりお金の問題が残った。

090118
アメリカの銀行のインターネットバンキングで調べてみると300ドルじゃなくてだいぶ足りないことが分かった。小切手で払ったはいいけど銀行に入ってなかったら「不渡り」ってのになるらしい。そりゃそうだよね。不渡りって人生ゲーム以来はじめて聞いた。あの赤いお札のね、まさか自分の身に降りかかりそうになってたとは。
れいかちゃんが、不渡りになるとややこしいことになるからチェックを止めた方がいいんじゃないかとか、お金を貸しましょうかとか、とかいろいろ方法を考えてくれた。またまたお世話になりっぱなし。
結局、銀行に『預け入れ』することにしたのだけど、なぜそんなに単純なことをすぐにやろうとしなかったかというと、アメリカのATMが信用できなかったからです。ATMは街角にあちこちにありすぎるくらいあって、お金をおろすのは簡単にできる。でも預け入れは現金を封筒に入れて自分で封をしてATMに入れるのだそうだ。要するに機械がその場でいくら入金したかを数えるんじゃなくて、後日封筒を回収して銀行まで持って行き行員さんがせっせと数える、なーんてアナログ。
封筒入金で10万円くらい無くなったという人の話も聞いていたので、信用できん!銀行窓口に行く!と思っていたのだけど、機械が数えてくれる(日本では普通にある)ATMがある場所があるという情報をゲット。それならばそれだ!とはじめてのATM入金をやったのでした。むずかしかったー。明日もう一回やんなきゃ。
(説明な文章なのに説明が下手ですみません。)
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月16日

チェックインと初めての病院。

090116
今学期のチェックインというのをしなければいけない、らしかった。メールが来ていたのに読みもせず、昨日の夜レイカちゃんが教えてくれて、そうだったったのーって感じで焦り準備。
何をアセるかと言うとまず学費の支払い、ぶっちゃけ学費$7,312-ドル(これでも$5,000-の奨学金免除、今学期だけでですよ、高い。)を、クレジットカードで限度額ギリギリまで払ってあとはこっちの銀行の小切手で払う。でも実は限度額ちょっと超えてるかもだし(為替いくらかによるなぁ)小切手切ったはいいけど銀行口座からはビミョーに300ドルちょっと足りないんだよなー。どーしよー、間に合うかな。ま、なんとかなるだろう、なんとかしよう。
 チェックイン、予防接種がひとつ足りないからできないという。あー、そういえばそんなメール来てたかも。今日行ける病院があったので午後から行くことにする。
お昼にまたカレーを作る。今日はチキンと野菜色々、トマトピューレを買ったので3さじくらい入れてみたらけっこうなトマトの存在感、ちょっとマイルドになった。やっぱり美味し。
 そして初めてのアメリカの病院。でかい。総合病院だな、これは。受付の人に「予防接種を受けたい」と訴えると、その廊下を曲がって的なことを言うのだけど行き方を教えてくれるのに「down」なんとかと言うので下の階に降りるのか?と紛らわしい、でも顔の表情から降りないっぽいのでその辺でうろうろして色んな受付の人に聞きまくる。たどり着いたところはまずこの病院のカードを作りなさいという場所で、英語で(当たり前)住所、生年月日、緊急連絡先、学校名、なぜか母の結婚前の名字とか色々聞かれた。日本だと紙に書かせてパパパっと打ち込むよなー、でもこの非合理的なところがアメリカ。
カードができて注射を打ってくれそうなところに行ってカードを出すとすぐに呼ばれた。「これを注射したいんですー。」と言うとまず女性の人が色々質問してくる。「学校から?」「そうです。」「ナントカカントカ?」「え?イエス。(やっぱり分からない)ノー。ちょっとまって(電子辞書を取り出す)。うち込んでください。」怪訝そうな感じでうち込んでくれる。???menstruation?、、、月経、、、知らないよそんな単語!その質問に続いて、ここ3ヶ月でプレグナンシー(妊娠)しているか?と。「ノー、ネバー!」と答えたのに「一応決まりだから。この注射は妊娠していると赤ちゃんに悪い影響を与えるから打てない。」ということで、アメリカで初の採尿。紙コップじゃなくて蓋付きでした。しばらくして妊娠的には『ネガティブ』と言われ(当たり前だ!)「これから3ヶ月妊娠してはいけません。」と強くいわれ注射を受ける。あー終わった。
そんでアメリカってその場で支払いもできるのね。カードで、29ドルでした。日本を出る前、予防接種10種4本くらい射って5万円くらいしたのに、さすが安い!
ということで、色々大変な日でしたが、最後にMちゃんとLちゃんに会ってしゃべりまくる。しゃべるのって大事だな。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月14日

ガサ入れかと思った。

090114
思う存分寝る。
起きて歯を磨いてるところに「コンコン!コンコン!」と勢いのあるノック。「メンテナンス」とか言っているので開けてみると「水が漏れている。」とかなんとか言う。サッと歯ブラシを背中に隠す。この二人、朝から勢いがありすぎで捜査官かなんかかと思った。「クスリ?やってませーんよ!」みたいな。FBI ?
この二人、トイレ&バスルームを点検して「う?む。」とかなんとか言っている。言ったん退出し、大きな道具カートを持って再び勢い良くノック!壁に埋め込み式の棚をやおら乱暴に(けっこう大きい)バコッと外した。その中は壁と壁の間なのだけど水道管やら何とか管やら色気もなく埋まっていてどこからか「ピチャン、ピチャン」と音がしている。そして考えたあげく「5階に行ってくる。」と去っていった。
しばらくして戻ってきて、全然カンケーないトイレの中の何とかが古くなってたから交換しといたよ、と言って去っていった。そして10分後上から工事の音が聞こえてくる。
あの人達はどうやって、3階(というか4階)から漏れているだろう、と決めたんだろう。こういう『意味分かんないけど、当てずっぽうでしょう』みたいなことがアメリカではよくおこる。なんでー、とか考えちゃいけないんだろうな、アメリカだから。
でもこのアパートは一応高級アパートメントなので、何かが壊れたらこうやってすぐに直しにきてくれる。普通は常駐していないし、いくら言っても来てくれないという感じだそうだ。それだけでもラッキー。

さて、カレー作ってみる。ほうれん草とコーンのカレー。炒めて、カレーパウダー&ガラム・マサラを小さじで順にちょっとずつ入れていく。しょうゆもたらしてみる。ケチャップも入れる。あぁインド人をなめてた、辛い。ホットにするんじゃなかった。でも美味しそー。なんか分かんないけど、できたほうれんそうとコーンのインドカレー、自分的には美味しかった。しかも簡単。色んな素材で研究してみよう。
 夜にルームメイトのレイカちゃんと新年会。1月4日に一瞬会ったけどゆっくり顔をあわせてしゃべるのは3週間以上ぶり。顔というか表情というか、こんな少しの期間会わなかっただけで大人になっていた。どんどん変っていくお年頃。ちょっとカンドーしてしまった。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月13日

冬の旅、最終日

090113
さわさんのいとこの久美子さん(マンハッタン在住)と28丁目あたりのインド・レストランで待ち合わせてランチ。久美子さんは3年くらい前の上妻くんのアメリカツアーのNY公演を見にきてくれて以来会うので、分かるかなーなんて思ってたけど全然分かった。
久美子さんはベジタリアンなのでここのカレー達ももちろん肉なし、でも全部美味しい。やっぱりカレーいいなー、なんて話をしていたら「この辺りはインド街なのよ」と教えてくれる。そして「インドカレーは作るの簡単よ。材料を炒めたところにスパイスを入れて水とか(トマトの水煮とか)いれて煮るとできる。」と教えてくれた。口頭でそう言われるとめちゃ簡単に聞こえるなぁ。帰りにスパイスを買いに連れて行ってくださいー、とお願いする。
それから、さわさんの話やら、アイリッシュバンドのライブの話やら、久美子さんの飼っているたくさんの犬の話やらさんざんしゃべって、その後スパイスを買いに連れて行ってもらいさよーなら?。今度ごはん食べさせてください。
チャイナバスでボストンに帰る。
なんか今回の旅は長かった。意外と疲れた(ドミトリーだし、バスだし、ビンボー旅行だから当然か)。
ボストンが見えると安堵したもんなぁ。
アメリカ生活の中で一番長いホリディをダラダラと使ってしまいましたが、学んだことは『冬の観光は寒い』ということ。
当然か。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月12日

MoMAの日

090112
MoMA。
2回目だし、見たいとこだけゆっくり見ようと思ってまず3階へ。写真やデザインものや椅子なんかを見てたら、ピキピキとひらめきが飛び込んできて不思議な感覚を覚える。曲も思いついた。
いやー、すごくよかったな。MoMA。

しかし観光というのはお金がかかる。しかもNYは(ボストンもだけど)なにかにつけ高い。外食、入場料、チップ。
ディスカウントで得したと思っても結局高いなぁと思う。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月11日

Dave Holland OCTET

090111
クーパーヒューイットデザイン博物館を見て、夜はDave Holland OCTETを見にBirdlandへ。
オクテットってどういう編成なのかな、と思っていたらバリトンサックス、テナーS、アルトS、トランペット、トロンボーン、という5管がフロントで、ベース、ドラム、とビブラフォンでした!!
いい編成ですね。
私がこれくらいの編成で何かやるのだとどんなのがいいかなぁと夢がふくらんだ。今すでに7人編成のユニットをやろうと密かに(まだ声をかけてないけどフロントの4人は決定!)妄想中。勝手に曲もかき始めている。
Dave Holland、めちゃめちゃうまし。チェロを弾くかのようにすらすらとベースを弾くのには驚いた。(すんません、ジャズしろーとで。)
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月10日

ビルフリ、ろん、モチやんtrio。

090110
朝のバスでNYへ。起きたらマンハッタン、見ると、えー,雪ー?!また雪。はぁ。
夜、ブルーノートにビル・フリーゼル、ロン・カーター、ポール・モチアンというトリオを観に行く。ちょー満員。
個々が素晴らしくて、すごい内容なんだろうけどまとまりがいまひとつかみ合っていないような気がしていたら、ライブも半ばをすぎた頃、グッと集まってきた。こういうのは面白い。
ポールモチアンさんが(さん付けが似合うおじさんだった)空気のように存在していてすごくよかった。ドラマーが音楽に溶けこむように綺麗に居るということにともなって、3人とも音が大きくなくて良いし、一人一人が浮かび上がって聴こえてくる。
自己顕示欲が全面に出ているジャズがとても苦手なんだけど、今日の3人はそれを感じさせずでもみんなすごい、というライブでした。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年01月09日

postponedは まいるよ。

090109
今日は、まずアメリカのお金とか切手とかを作っている造幣局みたいなところに行った。意外とアナログな作業が多くてびっくり。機械が並んだオートマチックな「お金製造機」を予想していたのになぁ。表側だけ印刷されたお金のシートを手で運んでいたり、出来上がった札束をひょいと手にとって何かを確かめたりしている。そしてすごい金額のドルなんだろうけどいくらといわれてもドルの単位が実感できなくてわかんなかった。小さい頃に社会科見学でお金工場に行った時には切実に、百万円欲しい、と思ったもんだけど。
もうひとつ博物館に行こうと思ったんだけど、とにかくどこも入り口の検査が厳しい。飛行機に乗る前の検査みたいな金属探知機のゲートやら荷物のX線検査やら、あげくに水筒の中身を捨てろと言われて、「もういい帰ります。」ときびすを返した。これはDCだから?それとも就任式典前だからきびしいの?
チャイナタウンでご飯を食べる。めちゃめちゃ愛想が悪い。まだ食べ終わってないお皿を何度も何度も「下げていいか」と聞きにくる。サービスという概念はないのか?こっちがチップもらいたいくらいだよ。
ホステルに帰って昼寝。なんと3人も寝ている。7時くらいに起きて今夜はフェミ・クティだ!楽しみ!ネットで場所を調べようとライブハウスのサイトを見たら、なんだか不穏な空気。『postponed』ってなぁに?、、、(調べる)『延期』、うそ、まさか!ライブハウスに電話してみる。「No concert,tonight?」「Postponedなんとかかんとか。」うそー、がっくし。フェミクティやってるからDCに決めたみたいなところもあったのに。残念だなー。
おまけにビールを買いに行って、2本持っていたら「DCでは2本では売れない。」と言われる。が?ん。(6本単位らしい)何かうまくいかないなー。でも大丈夫。ワイン持ってる。ちびちび飲む。すごくかわいいフランス人の女の子が新しく部屋に入ってきてしゃべる。お互い第二外国語の方が話が通じる。このコもオタク系、日本のMANGAやANIMEにやたら詳しい。アニメとカトゥーンは違うんだ、とか色々教えてくれた。
posted by ayumi at 00:00| 日記