2009年03月30日

ドラムがひどい。

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アンサンブルはodd meterといういわゆる変拍子の曲ばっかりやるクラスだ。
変拍子は嫌いじゃないけどむずかしい。むずかしいけど、だんだんその拍子が体に入ってきて自然に感じられるようになると楽しい。
そして譜面があればメロディはひけるのだけどアドリブはやっぱりむずかしい。4/4や3/4拍子が体に埋め込まれているらしく意識してないとどうしてもそっちに行っちゃうから数えていないといけないのだけど、頭で数えてると音が遅れちゃったり考えてる感じの音になってしまってかっこわるいのだ。
それでもやっぱり、最初は数えるところから始まるべきだと思う。

このクラスはPf,Cello,Bs.Perc,Dsという編成になってしまったので(このクラスを希望して集まった人がこういう人たちだったってこと)おのずと私がメロディ、まあこれはおいしいポジション。
パーカッションのアラブっぽい人が一番しっかりしてるんだけどいっつも無愛想でなにかに怒っている。全員フレンドリーさがなくって音自体も仲が良くないし一緒に音楽をやる愉しみがないという珍しい組み合わせになってしまった。
そしてそのパーカッションと組んでリズムを作るはずのドラムがキワモノだった。最初に見たときは先生かと思うくらいの年齢不詳のドレッド・ヘアーさん、ドラムは自分の好きなようには叩けるんだけど、とにかく数えてない、もしくは数えられない、拍子も小節数も。そして極めつけに、人の音を聴いていない。
毎週同じ場所を注意され同じ練習の繰り返しなのに本人は危機感を全く持っていないという非常にストレスのたまるクラスになってしまった。あーあ。
バークリーはドラムとピアノが水準高いって聞いたんだけどな。
リズムの要であるドラムがひどいとどうにも音楽にならない、前のセメスターもドラムが問題だったしな?。
ずっと思っていた愚痴をこんなところで書いてしまった。
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2009年03月27日

コンタクトレンズを買いに。

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数年前から1日使い捨てのコンタクトレンズを使っている。
夜、酔っぱらって帰ってきてもその辺にポイッと捨ててそのまま寝れるという、お手軽便利なので無精者の私にはぴったりなのだ。
日本から持って来ていたコンタクトが残り少なくなっていてずっと気になっていたんだけど、とうとう買わないと間に合わないということになったのでこの金曜日にそれをやろう、と決めた。
日本だといつも買いにいってるところに行って買えばいいんだけどボストンではそれをやろうと決意しないとどうやって買っていいのかすら分からないし、この日にやろうと決めないといつまでたってもやらない。
インターネットで色々調べていたのだけど、どうやら眼科か目医者がいるメガネ屋さんで検眼をしてもらわなくてはいけないみたい。コンタクト自体はネットで安く買えるのだけど、ネット上で担当医の名前や連絡先を記入しなければならない。これはどれを見ても必要らしいので、よし検眼に行こうということで近くの検眼できそうなところを調べた(これ調べるのに一苦労)。
それから英語、「検眼したいんですが。」ってなんて言うんだ?「コンタクト用に検眼できますか?」「今これを使っています。」「できればこれと同じ度数で。」「この保険会社なんですが適用できますか?」こんなことを調べていたら軽く2時間くらい経ってしまった。さすがに考えるのに飽きて、もう知らん!行ってしまえ!と家を出る。
アパートの前のモールに入っているサングラス屋さんに飛び込み、歩きながらぶつぶつ唱えていた覚えたての文章を言ってみる。「検眼やってますか?」でも答えは「ここではやってない,ここはメガネを売っているだけです」と。「何軒か先にOpticaがあるから行ってみたら?」と教えてくれる。(アメリカでは同業者が他の店を親切に教えてくれる、)そこに行ってまた同じことを聞くと、やはりここでもやっていない。「検眼をしたいのなら、近くのドクターを教えてあげる。」とまた別の場所を教えてくれた。たらい回し、でもありがたい。住所を頼りに10分ほど歩くと、なんだか大きなメガネセンターみたいなところだった。またもやおそるおそる「検眼やってますか?」と聞くと「今日はダメだけど明日だったら予約が取れますよ。」「ちなみにこの保険は使えますか?」「これは残念だけど使えないわ。」「ちなみにおいくら?」「$145ドル+いくらいくら。」うわッ高い!すみません、あきらめます!
ニューベリーストリートにふらりと入るとメガネマークの看板があった。こうなったらどんどん聞いてやる!どうせなにがなんだか分かんないんだし。重厚な雰囲気のこのお店では初老の紳士が「ここではやってないから、すぐ隣のOpticaを教えてあげる。」とショップカードをくれた。そしてそこへ移動。なんか店の奥に検眼の機械っぽいのがあるし、ここやってるかも、と期待して聞くと保険は使えるけど今日はダメで初診は火曜日か水曜日。えー、ちょうど授業がある時間だ。あーあ。もうー、だんだん嫌になってきたけど向かいにもうひとつOpticaをみつけたので入ってみる。「検眼やってますか?」「もちろん。」「保険は使えますか?」「その保険は取り扱ってない。」「おいくらですか?」「コンタクトの検眼だと$85ドルです。」でも今からやってもらえるというので、ちょっと高いけど、いいや!お願いします!!
そんなこんなでやっと検眼。
当然と言えば当然なんだけど、視力を測る記号が日本と違っていた。『C』マークが90度づつ回転してるヤツじゃなくて、アルファベットだった。だから視力検査というより英語のテストみたいです。必死で答える。
その後の検査も「まばたきして。」とか「どっちの度数が見やすいか。」とか英語のテストが続く。日本より検査内容とか多かったかも。
いやはやなかなか疲れた。大仕事だった。
日本だったら、コンタクトを買いたい→手順を調べる→いつ行くか決める、くらいなのに、とにかくズーーーット前から調べたり考えたりこのことだけで憂鬱だったり緊張したり、外国って大変だな。
一応レーシックも考えたんだけど、怖いのと、やっぱり英語で躊躇してます。
ま、当面コンタクトの心配をしなくてよくなったからよかった?。
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2009年03月25日

ベニー・ゴルソン

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ミギワさんは何事にも取り組み女子らしく、水曜日朝からのブラジル・パーカッション・クラスに来たいというので一緒に行き先生に紹介して普通に混じって授業を受ける。この日はブラジルのスネアドラムでなかなか楽しかった。
一旦別れてまた1時に会い、一緒にベニー・ゴルソンのクリニックに行く。ちょうど演奏をしていて、2秒聴いただけでベニー・ゴルソンめちゃめちゃいい音でファンになる。空気含んだ柔らかい音、倍音があるのになにかに良い感じで何重にも包まれていてそこにとどまる。そして押しつけのない音なので私はそれを聴きに行かざるをえない。その感じが非常に心地良い。すばらしい。
質問コーナーになるとベニー・ゴルソンは「私は話が長いからって女房に言われてるんだ。でも今日は彼女は来てないからどんどん質問して。」みたいなことを言って、実際話すと長い。でも楽しげに色んなエピソードを織り交ぜて話すから終始いい感じなんだなぁ。トムハンクス主演の『ターミナル』に出演した時の話とか、ティーンネイジャーの頃コルトレーンとつるんでた話とかアートブレイキーの話とか、とても興味深かったが途中でどうしようもなくうたた寝してしまう。しかし演奏が始まってハッと起きると彼の作曲した有名な「アイ・リメンバー・クリフォード」。
いや、もう、素晴らしかった。
「ターミナル」もう一度見てみよう、と思った。
それにしてもジャズ・ジャイアンツのリラックスしたトークを聞けるなんてすごいことだなぁ。
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2009年03月24日

しゃべれず撃沈。

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レコーディング・テクニック・フォー・ストリングスというクラスの今学期の後半は、生徒が毎週順番に自分がアレンジした曲を持って来て、実際に現場を仕切って曲をレコーディングするということになっている。
そして今日はとうとう私の番。
春休みに作った弦楽のための曲は、メロディ+バイオリン2声とチェロ2声×2・+マンドリンという編成。これはダブルカルテットを意識して作った。というのもせっかくだから音像の実験的なアレンジにしてみようと思って。メロディを真ん中に、カルテットを右と左にパンしてリフが右や左に流れたり呼応するように書いてみた。そしてサイトリーディング(初見)が苦手な人が多いのでなるべく単純な譜面になるように。
前の日からめちゃめちゃ緊張。というのも、とにかくしゃべれないからだ。
9時にみんなが集まり、「グッドモーニング。」のあいさつの後が続かない。みなさん今日はよろしく、と言いたいのに。ムリだよ無理、一っ言もなんて言っていいのか分からない。「じゃ,ま、とりあえずやってみよっか。」って何て言えばいいのか?やばい、追いつめられる。こんな日に限ってチェロ弾きが一人休んで、助けてくれるはずの先生がプレイヤーにまわり本当にピンチになった。
「まずは私たちだけで(オケなしで)練習します。」というのも「just we...」とか言ってたら、さすがにクラスメイトの方が「この人しゃべれなさすぎてテンパってる。」という空気を感じてくれ「just us」だよと教えてくれたり色々とフォローしてくれる。
しっかし、「そこ一小節早いよ。」とか「何小節目の何拍目はスタッカートで。」とかをとっさに言えず、もうとにかくキッツーーイ体験だった。
まいった。
ミュージシャンは音を出せば通じ合える、っていうのはまぁそうですが、言葉はコミュニケーション手段としてめちゃめちゃ大きい、と前々から分かっちゃいたけど痛感した日でした。

夜、ミギワさんが来た。
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2009年03月22日

さんきゅ~!

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一日中こもって宿題をやっていた。今日で春休みは終わり、明日からまた学校が始まって宿題を提出しなくちゃいけない。
そんな中、日本時間で今日が誕生日なので父と母からメールをもらう。
サンキューーー!!
父ちゃんとお母さんこそおめでとう!!
先週お誕生会をやってもらったし、今日だけど明日だから、なんだか感動が薄い。
どうでもいいけど、ここ数ヶ月でやたら白髪が増えてる!!
これが年をとるっていうことなのか!
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2009年03月21日

カサンドラ・ウィルソンを聴きに行く。

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レガッタバーにカサンドラ・ウィルソンを聴きに行く。低い声の女性ヴォーカルって好きで、ずっと前から特に聴きたかった人だったので、出てきて一声歌ったら、おぉ?。
バンドの音に乗っかって歌う人は多いのだけど、この人はバンドという音の球体の中にするりと入り込んで、球の核になるんじゃなくてその球体の中で泳ぐように歌う。
しかし、実際に聴いてみないと分からないものだなぁと思ったのは、この人の声はCDほど艶やかでなくてザラッとした質感だった。そして音数が少ない。
 でも結果として今日一番ステキだったのはテリリン・キャリントンでしたーーーー!わーーーい!
この人はバークリーでも教えている女性ドラマーです。顔がちょっとだけ、髪が短かった頃の元ちとせちゃんに似てるなーと思って見ていた。

ライブが終わって、ハーバード大学近くのバス停まで歩いてたらとあるビルの入り口にポップな絵が!あれ?これ知ってる、これ、「あー!SHEPARD FAIREYだー!!!さっきOBEYのステッカーも見たし。嬉しいな、写真撮ろ。」と、友達に置いていかれつつ写真を撮る。
そして家にかえってきてICAのパンフレットを見たらまさにこの場所でSHEPARDがこの絵になんか描いている写真が載っていて、ちょっと感激。
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2009年03月19日

SHEPARD FAIREY展

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D氏とTちゃんにICA(ボストン現代美術館)に連れて行ってもらった。
今やっている展覧会はOBEYで有名なSHEPARD FAIREY。この人の名前は知らなかったのだけど、この人の作品のキャラは見ていた。どこでかというと、原宿や代官山なんかのオシャレタウンの歩道橋やビルの側面などにステッカーやポスターが貼ってあって、ずっと何なんだろうと印象に残っていたので、ここに来て見たらあーこれかー!この人か!って感じ。
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しかしこの展覧会は非常に充実していてすごくよかった。壁一面の超大作から、壁いっぱいの最近の作品群、すっかり有名になったオバマ大統領の「HOPE」(この人の作品だったとは。実物は大きい)、Led Zeppelin 2008のCD「Mothership」のジャケットも!この人だったのか!!
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この人、ICAでの展覧会の初日(今年2/7)、美術館の入り口で逮捕されたのだそうだ。容疑はボストンユニバーシティともうひとつどこかで、描いたか貼ったかしたからというもの。でもストリートアートに逮捕劇はつきものらしく何と15回目の逮捕らしい。展覧会の初日に美術館の入り口で逮捕、というところがちょっと嫌な感じがするなぁ。
ストリートの人でいうと、最近イギリスのバンクシーというストリートアートの絵描きがすごく気になっている。ひとクセあっていいです。
しかしラクガキとアートの違いって?

http://en.wikipedia.org/wiki/Shepard_Fairey
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2009年03月18日

ブルーベリースコーンを作ったのですが、

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スコーンですよ。
ちょっと固くて周りがサクッとしてて。おやつじゃなくてお昼ごはんにひとつ持って行きたいようなヤツ。これはもう,リベンジということで作りましょうよ。
今回は機械を使います。フードプロセッサー。
材料を計りで測って片っ端から入れて行く。最初に粉系を入れ、続けてバターを入れると固形化しようとしているのが見える。豆乳投入で更に加速。卵を入れるとそれっぽい固まりになった。お?!
実験だなぁ。
今回は型抜きではなく三角形にしようと思いブルーベリーを入れて軽くたたむように混ぜ三角に切る。
う?ん,めちゃそれっぽい。いい感じ。よし、焼こう。
25分、ということなんだけど10分くらいでのぞいてみたら、すごくふくらんでる?。ふくらむのかー、そういうことだったのかー。
そして25分のタイマーが鳴り取り出してみると、見るからにスコーン的ないい感じ。美味しそうー。

でも、、、
食べてみたら、とってもまずかった。失敗。
めちゃ苦い、食べてて苦しい苦さ。あ、苦しいと苦いって同じ漢字なんだ!びっくり!
レイカ先生にも食べてもらったんだけど、原因分からず。
もう、スコーンは作りません。
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2009年03月17日

バッタもんCD?、異文化交流

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アルゼンチンから郵便物が届いた。全く見に覚えがないが開けてみるとこの間Amazonで注文したU2のCDだった。たしかマサチューセッツのレコード屋さんに注文したんだけどな、謎だ。1週間経っても届かないし確認メールも来なかったので、原因はわかんないけどダメだったんだなとあきらめ早く聞きたかったので近くの本屋さんで買ったのに!(最近こればっか聞いてます。すごい!イーノ先生!)
まだ,まわりの透明なビニールをとってないのだけど、外側から見ただけであきらかに印刷がよれてる部分があったりあきらかに折れ目がついてたり、もしかしてこれ偽物?と思うような代物。ジャケットの表は、CHILI ALGENTINA URUGUAIの文字がずらっとふちどりされ、せっかくの杉本博司の海シリーズの写真の美しさが半減してます。
けっこうひどい、、、。

夜、前のセメスターでアンサンブルのクラスが一緒だった女史からパーティ(部屋宴会)に誘われて行ってみた。
肉ジャガとかひじきなどジャパニーズフードを作り、初めて会うスコットランド人?のバークリー生とかとキンチョーしながら話す。
そのうちのひとりは今日成田から帰ってきたということで日本で演奏していたらしい。福岡のビルボードライブでも演奏したと言っていた。でもこの人はベジタリアンなので、豚骨らーめんがゼッタイ無理、においだけでも無理と言っていた。
この人は今日のメニューの中では、そばとひじきを食べていた。
たまたまここの家主のi-tunesに入っていたカシオペアを聞いて、スコットランド人達が論じる。
ベースソロ、すごいー!でも、なんかの楽器のソロになったとたん一言「ビパップ!」と言い放ってみんなゲラゲラゲラと笑う!ラテンぽい曲も恥ずかしいみたいですぐに次の曲へ送っていた。
国によって反応が違うのを、小さな部屋で目の当たりにして面白かった。
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2009年03月16日

ブルーベリーマフィンを作ったのですが、

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今日は、起きてまず久しぶりのジムに行く。体が重いー、しかもギシギシになってる。そして5分しか走れず。
今日の料理。
マフィン型を手に入れたのでブルーベリーマフィンを作ることにした。
お菓子作りは初めてだったけど印象はけっこう重労働。
料理とはまったく別の作業なのね。
包丁で切ったり鍋で煮たり味見をして何を足すか考えたりという行程がなくて、主に分量を量る順番に混ぜるオーブンの温度を調節する。
文系と理系?右脳と左脳?
泡立て器を使って混ぜるのがけっこう大変。しかも初めてだと要領が分からないからすごく時間がかかった。
出来上がりは甘さ控えめのおいしいマフィンになりました。
しかしなにか違うな、と思いつつ数時間経ち、気づいた。
私が作りたいなと興味を持っていたのはスコーンだった。
同じ焼いたのでも、おやつじゃなくてパンみたいなやつ。
あー、そうか、自分の興味を自分で勘違い。うわー。
ま、また近々作る。春休みの課題。
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2009年03月15日

PIZZA

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これはおととい作ったのじゃなくて初めてひとりで作ったときのですが、記念にアップ。
左がドゥです。こんな感じでビニールにべたっと入っている。スーパーで見てもずっとなにか分からなかった代物。
この時は半分使いました。手で伸ばす!このあとサランラップを伸ばす棒替わりに使うという荒技を発見。
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ソースを塗って、(もっとたっぷりでよかったみたい。)
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具をのせチーズをのせ、温めておいたオーブンに、
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入れ!
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お!焼けてきた。10分くらい。
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出来上がりです。
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これでもけっこう大きい。
おとといのパーリーではこのトレイ一杯にピザができました。
具は、マッシュルーム、パンチェッタ、アンチョビ、ゆで卵、アボカド、コーン、納豆、こんなかな?納豆は意外やうまい!
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2009年03月13日

タンゴ・リサイタル

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昨日のYちゃんの涙に答えるためにも今日は一生懸命ひこうと思うのだけど、なんだか朝からソワソワ、落ち着かない。完全に緊張している。
なにせ、(昨年はおいといても)その前の年とかそのまた前の年とかは(内容は色々だけど)年に120本くらい本番をやっていたので、「本番までの気持ちの持っていきかた」や「いいレベルで緊張やリラックスを保ってステージに上がるコツ」みたいなのを自然とコントロールしていたみたいなのだけど、さすがにここのところ月イチしかステージに上がっていない。どうもっていっていいか分からない。これではもう緊張し、あがってしまう!
頭の中で今日の曲を唱えなから学校へ向かいミシェル・ンデゲオチェロのクリニックをのぞく。ちょうど一度聴いたことがあるバンドをやっていた。ベースは白人女性でものすごくキアイが入っている人。音楽を顔でひくタイプで一音一音にタマシイが入りすぎてゴリラみたいな顔になっている。こういう女子は嫌いじゃない。いいぞ、もっと込めてくれ!!
ミシェルのことはクールなおじさんおばさんだと思っていた。私に近い人で言うと寺さんみたいな。でも、今日のライブステージではない講師という立場でのミシェルは意外やこまごまとかいがいしいおばさんである。ドラマーにミュート用のテープを持って来てあげたり、譜面台いらないよね、と片したり、ギターアンプの音色を作ってあげたり。スターなのに、スーパーの袋が似合いそう。
こういう人となりはなかなか見れないから嬉しかったなぁ。
しかし生徒に演奏させてコメントしたり自分でひいたりする様子がないので練習しようと思い席を立つ。そして最後のあがき練習。

今回のYちゃんのリサイタルはYちゃん(ピアノ)、Pくん(アコーディオン)、Jくん(クラシックギター)、私(チェロ)でも4人そろって弾く曲はなく2人か3人の小さな編成。リハーサルまでは和やかにリラックスしていけてたのだけど、本番はあがってしまって久しぶりに足まで震えた。ものすごく荒っぽいピアソラになってしまったけど、良い経験になったと思う。またいつか気が向いたら百合ちゃんとやろうっと。
さて、これで春休み。自由だーーーー!!
今日はレイカちゃんがちょっと早いけど私の誕生会をやってくれるということでお友達がたくさんやってくる予定。誰がどれくらい来るのかよく分からないけど今日はピザ・パーティにしようと思いスーパーで色々買う。近くのスーパーでピザの『ドゥ』というピザ生地が1個1ドルで売っていてこれひとつで直径だいぶ大きいcmのピザが作れるのでこれを3つ買う。あとはトマトソース瓶とチーズと具。
ではレッツパーティ・トゥミー!
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サンキュー

090313
ほんとは、輪の中心で祝われるのって恥ずかしいから遠慮したい性格。でもせっかくレイカちゃんが計画してくれてしかもボストンでこのメンバーで祝ってもらえるなんて2度とないことなのでありがたく開催。
みんなごめん!私のためにわざわざ!
ちがーう!
みんなありがとう!私のために!
(これも修行だな。)
貧乏性で気を使う私としては、みんな飲んでるか食べてるか楽しんでるか?と酔っぱらうまでのわずかの間気にする。
来てくれたみなさん、プレゼントをくださったみなさんありがとう!レイカちゃんケーキ焼いてくれてありがとう!!
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ビール&ピッツァでにっこり、酔っぱらってるのか?!またはまだなのか?!
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2009年03月12日

サイモンとガーファンクルのサイモンのほう。その他。

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お昼から、テストの中で最も鬼門であるハーモ二ー3の試験。ここ2?3日でモーレツに勉強したので勉強したその場所は理解できたのだけど、別の問題はまったく分からなかった。
終わったその足でBPCへ、ポールサイモンのクリニックに行く。席をみつけてちょうど座ったところでサイモンさん登場。
お?、たしかに、ポールサイモンだー。
サイモン&ガーファンクルは音楽の教科書に載っていたりとその当時でもクラシックな印象だったけど、グレースランドはリアルタイムで知って、なんか知んないけど気に入っててけっこう聴きこんだ思い出がある。
帽子をかぶり、上着にグリーンのシャツにネクタイ+ジーンズ。伊達オトコな感じだけどもうけっこうなオジサンですよねー(今調べてみたら67才でした)。
英語が分かったら相当面白いと思うのに。ソングライティングのこととかを落ち着いた感じでたくさんしゃべってくれてました。
2週間前に作った曲とか言いながら4曲くらい歌ってくれたのだけど、当たり前だけどサイモンさんでした。歌はひょろひょろなんだけどいい感じで、どの曲も一癖あるというかコード進行がなんか変わってるんだよな。時々ポップじゃないのが折り込まれるのがいい。
貴重な経験をしました。
次の授業が始まってしまったのでちょっとだけ「さぼっちゃおうか。」なんていう思いもかすめたのだけど一応クラスをのぞきにいくと、「アユミ、待ってたわよ!ちょうど話をしてたの!」とみんなにあたたかく歓迎される。「スンマセーン。」とか言いながら嬉しいような不思議な気持ち。そのまま30分ほど授業に出る。
今日はなんだかんだ忙しい日で一旦家にかえってルームメイトのレイカちゃんとスーパーヘお買い物に。明日ピザパーティをするのでなんやかんや買って帰る。
その後は明日のタンゴリサイタルのリハーサル。
ル・グラン・タンゴはロストロポービッチのために書かれた曲らしく、とにかく技術的にむずかしい。スーパー・ハイポジションやダブルストップがばんばん出てくるし、ただ譜面通りひいていてもピアソラの曲のカッコいい感じにならないし。練習不足でチェロが下手になってる私にはなかなかキツい!
前半をひき終わったところでYちゃんから注文が入る。「ここは、これこれこういう想いでひいているの。ちょっとピアノだけでひくから聴いていてくれる?」とひく。
たしかに、私は自分のひくことに必死で譜面を追いすぎてた。
「も一回最初っからやって。」とお願いしてひきはじめると半ばを過ぎた頃からフィットしてきた。最後の最後までむずかしいのだけどがんばってひき終わる。バン!!
と、ひき終わってYちゃんを見たら、泣いてるーーー!えええーーー?!なに?マズかった?
いや、すごく感激しちゃったらしいのだ。たしかに後半は一体化してたし。
「私はエモーションを大切にしてるの。」と彼女は言う。「巧い人はたくさんいるけどうまくて何もないのはダメ。」演奏のスキルは必要だけど、うまいだけなのは心に響かない、というようなことを言っていた。私もそう思う、と賛同しますとも。
しかし泣くとは、、ドキドキしたなぁ。自分がひいてそれに反応するって素晴らしく嬉しいことだな。
そこに感動した。
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2009年03月09日

試験週間

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まったくこの年で試験勉強で苦しむとは。って前にも書いたような気がするけど。
ほんっとに、自分の能力ながら、勉強に対する理解力の遅さと記憶力の悪さを呪う。
もう、とにかくイヤーーーーーーッ!!
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2009年03月08日

サマ~タイム

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なってたなってた、たしかに!サマ?タイム、冬なのに、さまぁ?タイム。
お昼に起きたら、すっかり午後でした。
1日23時間の日ってことです。
パソコン、携帯は自動で時間が変わるので、アナログの目覚まし時計だけ時間を合わせ直して、と。今日から日本との時差が13時間になります。

明日からミッドターム試験週間、気ばかりが焦って勉強は実ははかどっていないという状態になっているのですが、今日はさすがに理解してなさすぎるハーモニーの内容を友人に教えてもらいました。(ありがとうございました。)
「そーだったの?」「こんなに、覚えるの?」みたいなことの連続で脳みそ飽和状態になってますが、色々知ることによって音楽が広がりそうな予感、ちゃんと勉強すれば、だけど。
ジャズって、ほんと理論なんだなぁ。
よく体系立てたなぁ。みんなこんなの勉強したんだなぁ。
今週はほんとつらそう、、、。
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2009年03月07日

土曜日の学校、Philip Bailey

090307
土曜日だというのに学校でなんやかんや。
この間休講だったクラスの振替で2時間弦のアンサンブル。ほとんどリハーサルのようなことをやる。自分のアレンジした曲は2曲、弦楽器のことは分かっているのでこういう風にひいて欲しいという気持ちはあるのだけど、どうやらそれは日本で通用しているアーティキュレーションらしく、こっちでは「あ、そうひいちゃうんだ。」という風に想定外のニュアンスになってしまうことが多々あり、良い方に転ぶときとイマイチの時とある。イマイチのときは困る。英語でなんて言っていいか分からないからだ。「プリーズ、スタッカート、バー何々。」くらいしか言えない。たまにチェロで弾いてみて伝わったり間違って伝わったり。ま、それはそれで。
先生がお菓子やチーズやフルーツを持って来てくれた。土曜日なのにわざわざ来てくれて、という意味らしい。むしろ先生に来ていただいて、と思うのだけど、そこはアメリカ。先生やさしいね。
その後、来週にやる台湾人のピアニストのリサイタル(校内でやるライブのようなもの)のリハーサル。タンゴ・リサイタルにするということで私は主にル・グラン・タンゴをひくのだけど練習をさぼってたら全然ひけなくなっていた。これはマズい。練習しなきゃ。
夜はフィリップ・ベイリーを見にBPCへ。アース・ウィンド・アンド・ファイアー・アンサンブルというクラスがあって学生に混じってフィリップ・ベイリーが歌うのだ!ヒョエー。チケットは完売。
前半は学生がかわるがわる歌うのだけどレベルが高くてちゃんと聴かせる。でも振り付けなんかしてると若くてかわいいなーと思ってしまう。
そして御体登場。まずはコンガ、そして歌う。イエー!!
この人、柔らかくやさしく歌うんですね。
バークリー生の息子も登場して一緒に歌う。こういうのはなんか面白い。
しかしアースのアンサンブルのクラスをとっていて、本人が来て一緒に演奏できるなんて夢みたいなことだよな。すごいと思う。
超高音ファルセットも聴かせてくれ、最後はファンタジー、シャイニングスターまで盛り上げてくれました。
お徳感満載のコンサートでした。
さて、あと数時間でサマータイムになるらしい。
めちゃめちゃ冬なんですけど!
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2009年03月05日

トーナリティがない電車

090305
とあるクラスに行ってみると私を含め2人しか来ていない。先生もちょっと困って「なぜかしら?」なんて言いつつ「ところでこの間のヘンリーグライアムスはどう思った?」という話をもち出す。「すごくstrangeだった。トーナリティがないのに驚いた。そしてずっとひきつづけることにも。」と言うと。「そうそう、彼はトーナリティがないわよね。メロディもリズムもハーモニーもない。」
これをきっかけに今日はアヴァンギャルド(フリージャズの一種)についての話になった。
まずは歴史を簡単に教えてくれる。
第二次世界大戦が終わって50年代は、全くの何もない(clean ,quietly)な時代になった。後にビバップとかも生まれるんだけどシカゴでAACM(Association for the Advancement of Creative Musicians)というムーブメントが始まってそこから色々な人が出てきた。例えば、、、(と、you tubeで色んなアーティストを教えてくれる)。
色んな人を見て聴いた後にヘンリーグライアムスのCDを聴いてみる。ブルーのジャケット2枚組で一枚はベース、一枚はバイオリンで延々と70数分間インプロバイズしているというCD。やはりこの人独特のプリミティブなバイオリンの音色があるし不思議な魅力がある。そういえば、「彼はmiddle(真ん中)だけをひく。」とも言ってたな。インプロバイズって普通、導入部があって盛り上がってきて自分もお客さんも飽きないように変化してとかだけどこの人はとにかく真ん中のみ。
日本ではフリージャズというと限られた人達の、好みが二分される音楽だけど、アメリカでは根強いファンを持つポピュラーなジャズのカテゴリーなんだなと感じた。
思わぬ、ステキな講義だった。

ボストンは日本人がけっこう多いこともあってネット掲示板で活発に情報交換がなされている。そこで最近、買おうと思って予約していたキーボードを受け取りに、地下鉄(でも次の駅から路面電車になるけど!)で5駅くらいの隣街まで行くことにした。
ボストン ユニバーシティ(BU)の方へは初めて来た。昔、東京の音大に行っていたときも、なかなか住んでいる街から出なくて(学校のある調布市仙川というところに住んでいた。)、仙川こそが東京だと信じていたもんな。出不精なのがボストンでも発揮されているかも?!
BUはボストン一大きな大学で、建物はどれも大きいし駅はWest,Central,Eastと3つあるし若い人多いし、ちょっとバークリーのまわりとは雰囲気が違う。
その近くの、初めて会う人のお宅でキーボードとか譜面台とか本とかを激安で買い帰路につく。キーボードはケースなしハダカのまま持っていて、これ東京じゃ変な目で見られるよなーと思うが、アメリカはこんな人いっぱいいるから全然大丈夫!このあたりはアメリカで楽なところ。
さて、帰りの電車に乗り込むと、3駅くらい行ったところで電車が止まった。車内の電気も消えたり付いたりしている。運転手さんがなんどかエンジンをかけ直そうとするがかからない。無線でやりとりをしたりしているみたいだけど、、、。そのまま5分10分。応援の人がやってきた。なんか話したりしてエンジンをかけようと試みる、がなかなかかからない。なんだかんだまた5分10分。一度かかって1mくらい進んで50cm下がって止まった。なんかの歌みたいだな。しばらくしてどんな力を使ったのかノロノロ動き出す。ほどなくして駅に到着。そのままどうするのかと思ったら、どんどん乗客が降り始めた。隣に止まった後ろから来た電車に乗り込んでいく。こりゃ私も行かねば、とあわててキーボードを持って移動。そのおかげでなんとか帰れた。
案外長かったこの間、私は興味深く静観していたんだけど、「これこれこういう事情で止まっております。」とか「大変申し訳ありません。」とか運転手さんが一言もアナウンスしなかった。「どうして止まってんの?」とか「急いでるんだけどどうしてくれんのよ。」とか言うお客さんが一人もいなかった。そして、隣の駅にたどり着いて乗客が自発的に後ろからやってきた電車に乗り換えた。これはびっくりで面白かった。
日本だと(東京だけかもしれないけど)ちょっとでも遅れると駅員さんに詰め寄ったり、ひどいと殴っちゃったり、電車会社もすぐに丁寧に謝るし。これっていいことなのかどうなのかとうすうす疑問に思っていたけれど、比較してみるとあまりに対極的で面白かった。
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2009年03月04日

イーノ先生に始まって。

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学校の目の前にスターバックスコーヒーがあって、バークリー関係の人がいる率がとても高くて、もちろん私もちょくちょく利用する。
ちなみにコーヒーはtallサイズで$1.73-です。アメリカ人おおざっぱなので、日によって濃さとか味とかだいぶ違います。
さてさて、今日もコーヒーを買いにいった訳ですが、カウンターにCDを販売していてその中の一枚が目についた。「あぁ!杉本博司の海シリーズのジャケットだ!」と思わず手に取る。U2のCDだった。ジャズレーベルECMみたいな地味とも思えるモノクロ写真なのにこれをジャケにするなんて、しかもU2。。コーヒー来たけどまだCDのブックを広げてはクレジットに目を通す。U2なんてじっくり聴いたことないからよく知らない名前ばかり、、、と、あぁ!ブライアンイーノといっぱい一緒にやってる!そーなの?!
気になる。
家に帰ってとりあえず試聴。うわー、イーノ先生の音だ。U2はよく知らないけどイーノだな。買います。
amazonで、このCDとこの間聴きにいったtre CORDAを注文してみました。楽しみだなー、早く来ないかなー。
そんなこんなでそのままネットサーフィン、こんなゴキゲンなのをみつけちゃいました。
Kraak & Smaak - Squeeze me
http://www.youtube.com/watch?v=AYeTwfyx0nw&eurl=http://www.nitenichiryu.org/archives/2008/04/11/1620.php&feature=player_embedded
こういう、アイディア勝ちで丁寧に作り上げる、みたいの好きだなー。でも、
ネットばっかしてないで勉強しろ!!私!!!
全然話は変わって、スタバでコーヒーを作るのにちょっと待たされるときに名前を聞かれるのだけど「AYUMI」と言うと必ず聞き返されて、スペルはねーA.Y.U.M.Iと言わなければいけないのだけど、響きが似ている「エイミー(Amy)」と言ってみたら問題なく通じた。変な感じではあるけど、Amyでいこうかな。
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2009年03月02日

お料理の日。

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そういった訳で学校はお休み。窓の外は軽やかな雪がずっと降り続いている。
一年間の人選修行の中で一番取り組んでいるのは、実は料理かもしれない。
自他ともに認める料理が出来ない女で、今までの自炊は完全に「つまみ」もしくは「調理」だったのだけど、これまた今しかない修行だと思ってネットで検索しては色々作っている。
今日はオーブン料理=お菓子だ!と思い立ち、でもレシピを読んでも何のことだか分からないと思っていたら、ちょうどルームメイトのレイカちゃんも作ろうと思っていたんですよーと言ってくれ、見習い参加することに。
ブラウニー。
これはチョコレートの焼き菓子でそんなにむずかしくないということだけど、私にとってはギモンだらけ。砂糖の種類は?とか、小麦粉の種類は?とか、湯煎ってどうやるの?とか、質問しまくる。そして行程を見ていたらなんかご飯を作るのとは違う、緊張感のなさがなごみにつながり面白かった。生きてくうえで絶対に必要じゃないけど必要なもの(=音楽とか甘いもの)って幸せだなぁ。
そのあとはうってかわって、「男の料理」というサイトを見てミートソースを大量に作る。なごみ無しの生きてくための料理。ワインをボトル半分くらい入れ美味そうに仕上がった。
料理をして、食べたら変な時間に眠くなってしまった。多分9時前に気絶。
あー、宿題、、、。
posted by ayumi at 00:00| 日記