090312
お昼から、テストの中で最も鬼門であるハーモ二ー3の試験。ここ2?3日でモーレツに勉強したので勉強したその場所は理解できたのだけど、別の問題はまったく分からなかった。
終わったその足でBPCへ、ポールサイモンのクリニックに行く。席をみつけてちょうど座ったところでサイモンさん登場。
お?、たしかに、ポールサイモンだー。
サイモン&ガーファンクルは音楽の教科書に載っていたりとその当時でもクラシックな印象だったけど、グレースランドはリアルタイムで知って、なんか知んないけど気に入っててけっこう聴きこんだ思い出がある。
帽子をかぶり、上着にグリーンのシャツにネクタイ+ジーンズ。伊達オトコな感じだけどもうけっこうなオジサンですよねー(今調べてみたら67才でした)。
英語が分かったら相当面白いと思うのに。ソングライティングのこととかを落ち着いた感じでたくさんしゃべってくれてました。
2週間前に作った曲とか言いながら4曲くらい歌ってくれたのだけど、当たり前だけどサイモンさんでした。歌はひょろひょろなんだけどいい感じで、どの曲も一癖あるというかコード進行がなんか変わってるんだよな。時々ポップじゃないのが折り込まれるのがいい。
貴重な経験をしました。
次の授業が始まってしまったのでちょっとだけ「さぼっちゃおうか。」なんていう思いもかすめたのだけど一応クラスをのぞきにいくと、「アユミ、待ってたわよ!ちょうど話をしてたの!」とみんなにあたたかく歓迎される。「スンマセーン。」とか言いながら嬉しいような不思議な気持ち。そのまま30分ほど授業に出る。
今日はなんだかんだ忙しい日で一旦家にかえってルームメイトのレイカちゃんとスーパーヘお買い物に。明日ピザパーティをするのでなんやかんや買って帰る。
その後は明日のタンゴリサイタルのリハーサル。
ル・グラン・タンゴはロストロポービッチのために書かれた曲らしく、とにかく技術的にむずかしい。スーパー・ハイポジションやダブルストップがばんばん出てくるし、ただ譜面通りひいていてもピアソラの曲のカッコいい感じにならないし。練習不足でチェロが下手になってる私にはなかなかキツい!
前半をひき終わったところでYちゃんから注文が入る。「ここは、これこれこういう想いでひいているの。ちょっとピアノだけでひくから聴いていてくれる?」とひく。
たしかに、私は自分のひくことに必死で譜面を追いすぎてた。
「も一回最初っからやって。」とお願いしてひきはじめると半ばを過ぎた頃からフィットしてきた。最後の最後までむずかしいのだけどがんばってひき終わる。バン!!
と、ひき終わってYちゃんを見たら、泣いてるーーー!えええーーー?!なに?マズかった?
いや、すごく感激しちゃったらしいのだ。たしかに後半は一体化してたし。
「私はエモーションを大切にしてるの。」と彼女は言う。「巧い人はたくさんいるけどうまくて何もないのはダメ。」演奏のスキルは必要だけど、うまいだけなのは心に響かない、というようなことを言っていた。私もそう思う、と賛同しますとも。
しかし泣くとは、、ドキドキしたなぁ。自分がひいてそれに反応するって素晴らしく嬉しいことだな。
そこに感動した。
2009年03月12日
サイモンとガーファンクルのサイモンのほう。その他。
posted by ayumi at 00:00| 日記