2009年04月30日

またね~&Soundpainting

090430
今朝、がっちゃんアベミオが帰路へついた。
内容濃い合宿だったなぁ。よく遊んだ、そしてよく飲んだ。
どのバンドもそうだけど、何年も続いているということでひとつの奇跡だと思う。air plantsもしかり。
そしてそのバンドが日本以外の国にまんま移動して、色んなことを感じ取ったり共有したり、これまたミラクルだ。
仕事だったら、バンドツアーだったら、緊張感が違うだろう。
きっとモノの見方も違っただろうし行動も違っただろうと思うのだけど、プライベートで自費で来て、リラックスしたゆるーい環境でというところがいいんだよな。
ゆるすぎて私の部屋でなんだかんだやってると「ここ東京みたいだね。」という話に何度もなった。そして外に出ると「ギョッ!!外国!!」

お家に着くまでが遠足です。無事に帰ってね。

Soundpainting Performance - Walter Thompson
今日、クラスで見せてくれたyoutubeが「Soundpainting Performance - Walter Thompson」だ。
指揮者が言葉を使わず手や腕を使って何十種類ものサインを出し、演奏者はそれに従って瞬発的に音を出す、音を鳴らし続ける、何かフレーズをひく、時には笑い声をあげる。
指揮者は彼らを上手くコントロールしてインプロヴィゼーションに変化をもたせ、緊張感を表現し、時々驚かせ、ただ面白いだけじゃなく音楽的にまとめてゆく。

http://www.youtube.com/watch?v=7oKODE10KpA

この人数では一見不可能に思える大人数でのフリーインプロヴィゼーション、偶然性の音楽を上手にやっている例だと思う。
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2009年04月27日

エアプランツ合宿

090427
二人が毎朝朝ごはんを作ってくれる。
がっちゃんがパンツ一丁でいても驚かなくなってきた。
夜飲みながら、一緒に矢沢永吉のyoutube を観る。
アベミオが「あべちゃ?ん」と呼ばれ始めた。がっちゃんが突然私のことを「あゆみちゃん」とチャン付けで呼ぶ。

同じ時間を過ごして、同じ釜のメシを食べて、色んな話題を共有して、同じコンサートを観て、久しぶりに一緒に音を出して。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年04月26日

エアプランツ in NY 三日目

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48丁目あたりの楽器や巡り→タイムズスクエア→グランドセントラル駅→インド人街でカレー→歩く→バスに乗れるか不安、ギリギリで乗れる→ボストン!

やっぱりボストンに帰ると安心する。みんなもそう言っていた。なんかねーのんびりしてる街だからねー。
う?ん、疲れた!
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年04月25日

エアプランツ in NY 二日目

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朝、がっちゃんの部屋をドンドンやっても名前を叫んでも携帯を鳴らしても返事がないので、走りにでも行ってるんだろう、とアベミオと二人で出かける。リンカーンセンターをみつけておおー、と見てたらちょうど館内ガイドツアーが始まるということで飛び込み参加。
中はとにかく上品な綺麗で見とれてしまった。5階まであるのだけどとにかく階段が急。一階席にも傾斜がついていて見やすそう体感しやすそう。うーんいいホールです。「このホールでひきたかったら、、、」ガイドの紳士が言う「プラクティスpracticeプラクティス。」

本当は北上してセントラルパークを目指そうと思っていたのだけど、ガイドツアーの間にもがっちゃんから連絡が来ないことで、強盗?走っていて倒れた?と心配がどんどんふくらんできて、いったん宿に戻ることにした。これでいなかったら新井田さんとか警察とか日本大使館とかに連絡して、、、いやいやともかくいるかどうか確かめようそれからだ、とドアを叩き「がっちゃーん!」と叫ぶ。私たちの部屋の鍵で開けられたので開けてみると、寝てました。昨日までの無理がきて熱が出てたらしい。あーよかった!まじで安心した。

ではでは、とハンバーガー屋さんへ。Big Nick。ハンバーガー大きい!美味しい!!
→ダコタハウスを通りセントラルパークのストロベリーフィールズへ。今日は週末なのですごい混雑です。ここで友部夫妻と待ち合わせ。夫妻のアパートにちょっとお邪魔してビールをごちそうになりしゃべりまくる。
→ダウンタウンまでおり、新井田さんとまたご飯を食べる。昨日会ったばかりなのにお世話してくれて、ありがとうございます!!
連れて行ってくれたのは中華のおかゆ屋さん「粥之家」、ここはとにかく安くて美味しかった。しかし偶然というか、さっき友部夫妻から「今度オススメのおかゆ屋さんがあるから行こうね」なんて話に出ていたのだ。想像がふくらんで行きたいと思っていたのでうれしかった!!

さて、新井田さんとがっちゃんと別れアベミオと私とでもう一軒、ライブハウスを目指す。
ミシェル・カミロ@NEW YORK BLUE NOTE
その昔2枚くらいCDを聴いて、澄んだ音・リリカルなプレイ、なんか頭良さそうなジャズだなあという印象を持っていたのだけど、ステージに出てきてまず一人で何コーラスかひきはじめると何とも印象が違う。
タッチも音色も繊細とはいえずどちらかというと大雑把。ダイナミックとも違う、すらすらひいて大雑把。でもこれがなじんでくるとなんとも心地良いのだ。
この人ちょっとだけいい感じでラテンが入っているの軽く体がゆれる。ここんとこが硬直して聴くジャズと違って楽しい。
あとアレンジすごいのがあったな。「Tequira」の7/4拍子!すごい!「Night & Day」って曲あんまり好きじゃなかったんだけど好きになりかけた!アレンジ勝ち+演奏のすごさ!いいね、聴く人が楽しくなるジャズ。

何年か前まで日本国内に4?5軒もBLUENOTEが存在した。アメリカにBLUENOTEは一つだけ、NYのみで、あとミラノとかパリだっけ?あんなにいっぱいあったのって日本だけのことで特別なことだったみたい。
この日もアベミオと二人でフラッと行ってフラッと入って、週末なのでさすがに席はなかったけど立ち見$20-で見れた。ステージの横からだけど十分に音は聴ける。
東京ブルーノートよりも狭くって、そこに大きな外国人がキュウキュウに座っている。立ち見のバーカウンター付近は、ご飯食べて飲んだあとに「もう一軒行こうか。」みたいな気軽な空気で、ずっとしゃべってるカップルとかちょっと聴いては飲んでる人とか良い意味で集中力がない。でもそんな雰囲気がまたよかった。

ライブが終わって店を出た夜中12時のイーストヴィレッヂは、これからもっと遊ぶぞと言う感じの人達であふれかえっていて、アベミオと二人さっさと宿に逃げ帰った。
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2009年04月24日

エアプランツ in NY 一日目

090424
朝から3人、チャイナバスでNYへ。チャイナタウンにつくので当然お昼ごはんは中華!

ワールドトレードセンター跡へ。

宿へ。安宿だけに古くてぼろぼろだけど貸し切り状態でいい感じ。

MOMAへ。私は3回目なのにここは広すぎて作品数が多すぎて全部見れていない。今日は5Fの印象派から攻める。
しかし有名画家の作品が目白押しで、見ても見てもどんどん出てくる。良い作品とかあんまりピンと来ない作品とか。

NY在住のがっちゃんマイミク・ドラマー新井田さんに会う。しかし全員初めましてという不思議な関係。新井田さんはめちゃめちゃいい人で、車でクイーンズのコリアンタウンのオススメ韓国料理屋さんに連れて行ってくれた。
チゲ鍋、美味しくて安い!食べまくる。
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2009年04月23日

チェケラ!!air plants

090423
今日クラスで演奏してきました。
air plants今年初ライブはボストンにて。
http://www.youtube.com/watch?v=HDIyGtIQCWQ
今日の授業を終えて帰ってきたらがっちゃん爆睡。でも気絶前にyou tubeにさっきひいた時の映像をアップしてくれてた!!

なぜクラスでひくことになったのかと言うと、何日か前にバヨリンのMimiに「友達が日本からやってきます。それはエアプランツで、」というと「ワオ!じゃ、クラスでひいてくれない?」と言われ「そんな!いいんですか?ぜひ!!」ということでひくことに相成った。
ミミは2007年の夏の講習会に来たときにお世話になった先生でちょうどエアプランツのCDが発売になるときだったので仮のCDを渡していたら気に入ってくれてたのだ。特にアレンジが聴き込むほどに面白い、といってくれたような記憶がある。
そして本当はアベミオのバイオリンのレッスンを頼もうと思っていたのに、逆にひかせてもらえるなんて、ありがたやー。
思いつきで友達から三線を借りてきて「これはジャパニーズ・バンジョーです。沖縄ペンタトニックを使います。ルート、メイジャー3rd、4th、5th、メイジャー7th」と説明してがっちゃんにひいてもらった。せっかくだから日本の文化も知ってもらいたいしね。
そんな楽しい学校でのできごとでした。

夜はボストンシンフォニーを聴きにシンフォニーホールへ。2階の右サイドのバルコニー席。
今日はラベル、ストラビンスキー、ドビュッシーと私好みのプログラムだった、のだけど今日の指揮者は超あっさりで、もちろん上手なんだけどあっさり過ぎるだろうと心の中でつっこんでしまった。
あっさり、というのはダイナミックさとかドラマチックさが少なくて(レヴァインとか小沢征爾と比べてしまったから申し訳ないんだけど)、それだけに逆に曲のすごさ、アレンジのすごさ、ボストンシンフォニーのすごさがダイレクトに感じられた。
特にプルチネルラは久しぶりに聴いたけど面白くてステキな曲だった。楽器やフレーズ曲に対するアイディアがふんだんに盛り込まれていてカッコよく楽しかった。
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2009年04月22日

レッドソックスVSミネソタツインズ

090422
雨で1時間遅れのプレイボール。
寒くてビールあまりすすみません。
今回は球場内を転々としいろんな角度から試合を見ました。
8回に岡島が登場!
アベミオ、がっちゃんも初めての大リーグを楽しんだみたいでよかったー!!
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2009年04月21日

来BOS予定のair plantsさま~。

090421
がっちゃんとアベミオが一ヶ月くらい前、突然ボストンに行くと言ってくれ「ホントに来ンのかなぁ。」なんて半信半疑だったのだけど、実現してとうとう昨日成田から飛行機に乗ったらしい。
しかし先ほどがっちゃんから電話。ワシントンの乗り継ぎで乗り遅れ(!)、なんとか次の飛行機に乗れるのだけど遅れまくってる、と。さすがアメリカ、さすがair plants。
だから今、待ってます。多分0時過ぎるでしょう。
ま、多少のトラブルは旅のうち。楽しんでください。

親しくしてもらってる先生のMimiに、本当はアベミオのレッスンをたのもうと思って「air plantsが来るんです。」と言ったら、「Oh!!!
」なんっつってさっそくクラスでひいてと言われた(MIMIには2007年にCDを渡していてとても気に入ってくれている)。えーーー!!嬉しいばかりですが予想外!何ヶ月ぶりかでひけるかな?英語がしゃべれない、メンバー紹介できるかな。でもやらせてもらいます!
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2009年04月20日

ボストン・マラソン 2009

090420
友部さんは集合場所に6時に行きバスでスタート地点まで運ばれ10時に走り出したらしい。早い!!
私がユミさんと待ち合わせたのは12時過ぎ、人垣の中からユミさんを捜していると「うぉおおぉー!」という歓声がこちらに向かってやってきた。あれは時間的にも先頭の方の選手だったんじゃないかな。黒人選手が走り抜けていった。
通りを挟んだ対岸にユミさんをみつけ叫び「そこに行きますから」とジェスチャァと気持ちで伝え、5m先にいるユミさんの元に行くまで約10分。道は絶対に渡れないため、ぐるっと大回りをしていかなければ行けないのだ。
さて腰を据えて観戦。
20090416.jpg
とにかく、一人選手が走ってきて通り過ぎるだけで感動する。
人間が何十キロも走って体の限界にきている人達が通り過ぎてゆく。
足がつって立ち止まる人。競技用車いすの人。余裕で手を振り歓声を求める人。

中でも印象的だったのは、応援している家族が選手をみつけ声を張り上げて名前を呼ぶ。すると何秒かして家族がどこにいるか気づいた選手は速度を落として近づいてゆき、子供に妻に赤ちゃんに家族全員にキスをしてまた走り出す。
こういう光景が何度か見られた。
家族はエネルギーだなぁ。

さて友部さんにもそういう瞬間が訪れるのかと密かに期待していたのだが、なんと、私たちは友部さんの姿を見ることができなかった。
二人して身を乗り出して目を凝らして探したのだけどダメだった。
いつものタイムにプラス20分くらいまで、寄せる選手達の中から姿を探したのだけど残念ながらみつからず。
やっとあきらめて少々心配しながらウェイティング・エリアと呼ばれる選手と家族が落ち合うための場所へ行き(道路が封鎖され遠回りをしなければいけなかったのですごく時間がかかった)やっと再会。
おつかれさま!おめでとう!友部さん!
走りぬいた人を尊敬せざるをえない。
だって自分ではできないし、車で何十分かかかる道をひとりぼっちで3時間半くらいずっと走ってたんだもん。
敵がいないスポーツ、マラソン。
すごい。

マラソンはテレビで見てるより間近で見るとホントに人間を感じて感動しました。
全ての選手がヒーロー・ヒロインでした。
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2009年04月19日

友部夫妻、来BOS

090419
昨日友部さんユミさんがNYからやってきた。
サミュエルアダムスとお料理で迎え。やはり話し込んでしまった。
私の知らない話題が豊富で聞いていてとても興味深い。

今日は3人でお散歩。ボストンマラソン・ゴール地点のコプリープレイスあたりを目指す。
街中はさすがに人が多いし、いつもののんびりしたボストンとちょっと空気が違う。
と、現れた「ゴオォォォーーーール!」
私走んないのにちょっと高揚する感じ。
20090415(002).jpg
みんなFINISHラインで記念写真とってます。そりゃそうだよね。これは知らない人です。
20090415(001).jpg
友部夫妻、の後ろ姿。
42.195km走ってここまで来るんだなぁ。すごいなぁ。
明日はマラソン観戦・応援団です。
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2009年04月18日

一年前の桜

090418
昨年の今頃はリクオさんの東北ツアーで川西?新潟(これは沢田知可子さん)?盛岡?能代まで、桜を追っかけながら北上して行った。少しずつ違う花びらの色と空気を感じてとても幸せだった。あの時すでに来年は見れないなと覚悟をして心の中に桜を刻み付けていた。
九州も東京も、桜はもう終了です、と何人からかメールをいただいた。
ボストンでは、だいぶつぼみが膨らんできたけれどももうちょっと時間がかかるようだ。

リクオさんの曲に「はかめき」という曲がある。
この曲の発端はこうだ。
何年か前に東北ツアーに連れて行ってもらった時、青森での打ち上げの席で「桜を見るとハカハカする。」という話題が出た。最初は聞いたことがない語韻だったので方言ってすごいなと思ったんだけど、その言葉に込められた意味はその土地ならではのものだった。
寒くて長い冬、雪で動けない日が続く厳しい冬が終わって暖かくなってきて一斉に咲いた桜を見ると、ワクワクするような気持ちが高揚するような、いても立ってもいられないような、そんな気持ちになるという意味だ。
ボストンの桜を見たその時にはハカハカするでしょうか?

とここまで書いて、能代のイッコーさんからメールをいただいた。能代の桜はまだ6分咲きだそうで、今年は春が遅いみたいです。
ちゃんと一年前のこと、思い出してましたよ!!
イッコーさんのメールとブログにはいつも励まされてます。前向きにやります。ちゃんと行動をします。そしておいしいお酒を飲みます。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年04月17日

一年前の桜

090417
昨年の今頃はリクオさんの東北ツアーで川西?新潟(これは沢田知可子さん)?盛岡?能代まで、桜を追っかけながら北上して行った。少しずつ違う花びらの色と空気を感じてとても幸せだった。あの時すでに来年は見れないなと覚悟をして心の中に桜を刻み付けていた。
九州も東京も、桜はもう終了です、と何人からかメールをいただいた。
ボストンでは、だいぶつぼみが膨らんできたけれどももうちょっと時間がかかるようだ。

リクオさんの曲に「はかめき」という曲がある。
この曲の発端はこうだ。
何年か前に東北ツアーに連れて行ってもらった時、青森での打ち上げの席で「桜を見るとハカハカする。」という話題が出た。最初は聞いたことがない語韻だったので方言ってすごいなと思ったんだけど、その言葉に込められた意味はその土地ならではのものだった。
寒くて長い冬、雪で動けない日が続く厳しい冬が終わって暖かくなってきて一斉に咲いた桜を見ると、ワクワクするような気持ちが高揚するような、いても立ってもいられないような、そんな気持ちになるという意味だ。
ボストンの桜を見たその時にはハカハカするでしょうか?

とここまで書いて能代のイッコーさんからメールをいただいた。能代の桜はまだ6分咲きだそうで、今年は春が遅いみたいです。
ちゃんと一年前のこと、思い出してましたよ!!
イッコーさんのメールとブログにはいつも励まされてますよ。前向きにやります。ちゃんと行動します。そしておいしいお酒を飲みます。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年04月16日

今日のユージーンのレッスン

090416
ここのところ毎週のようにユージーンのレッスンがある。嬉しいばかりなのだけど練習が全然追いつかない。
今日はレッスンの前に質問を。
「夏学期のプライベートレッスンにユージーンの名前がないのだけど。」「今年の夏は教えないんだよ。」「え?」「夏は3日間だけバークリーの特別プログラムで教えるけど、あとはボストンには来ないんだ。」「そんなぁ?、、、じゃもうレッスンを受けれないの?」「教えらることは全て言ったよ。」そんなそんな、まだまだ知りたいことはあるんだけどな。
「もしもどうしても受けたければ、バークリーに来るその3日間か、僕の自宅に来るといい。僕の自宅は山の中でボストンからは車で2時間だよ。」「2時間!!」「そう。バスかなんかで来て音楽をやり子供達にそれを聴かせてあげて良い空気を吸って帰る。」「いいんですか?」「いいよ!」
よし、あつかましくも行こうと思う。
今学期のレッスンは今日を含め貴重なあと2回となった。

今日は良い機会なので前々から聞きたかったことをまず聞いてみた。
「独りでフリー・インプロヴィゼーションをする時には、なにかイメージかインスピレーションみたいなものを頭の中に描いてますか?」
「もちろん!」
「どんなこと?」
ユージーンはイメージするのは、例えば「場所」大きなカセドラルや美しい場所。
それから「ネイチャーサウンド」ここでユージーンは例えとしてジャパニーズバードと言ってうぐいすの鳴き声を聞かせてくれ、次にクジラの鳴き声を聞かせてくれた。
音を出す前に心の中に何かそういうイメージを持ち、アイディア、ストーリー、詩にして広げていくと良いと。
そして、集中して、息を吸って、自分の心の中を感じて。

レッスンの後半は実際にチェロを弾いてみて色々な技やヒントを教えてくれた。EやDのドリアン、F#フリジアンはチェロ的にとても有効らしい。
プラス「リズム」、プラス「サイレンス」。
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2009年04月15日

夏学期のレジストレーション

090415
次学期のレジストレーションが始まった。私にとっては最後の学期なのだけど、夏学期は14週くらいと短いし少々銀行残高も不安になってきたのでフルタイム(13クレジット分)での授業はとらずにパートタイムでいくつかだけ授業をとることにした。それから今さらだけど語学学校に一ヶ月くらい行ってみようと思う。普通はバークリーに来る前に行くんだけど。
あとは、色んな楽器をかじってみようシリーズの最後にドラムをやろうと思う。そんなとこかな。
アメリカの大学生は夏学期はとらずに長い夏休みになるのが普通らしい。バイトをしたりサマーキャンプやワークショップに参加したり。だから5月の学期末を最後に会わなくなる人もたくさんいるんだろうな。
posted by ayumi at 00:00| 日記

2009年04月13日

ジェフ・ベック

090413
ジェフ・ベックを観に行ってきた。新しくできたライブハウス、HOUSE OF BLUESへ。結果から言うとScatterbrainは演らなかった。残念。でも生でベックの音を体験できた。

red soxのFenway球場の真横に2月にオープンしたHOUSE OF BLUESに着くとすでにすごい人の数が並んでいる。おじさんばっかり。まさか開場前からこんなに並ぶと思わなくて新手のスポーツバーかなにかかと思って係員に「ジェフ・ベック?」と言うと「この列に並んで。」と言われた。「え?これ?」「そう。」裕に50mは並んでいる、ほんとにおじさんばっかり。しょうがないので並んでみて暇なので勉強でも、とテキストを読んでいると前のオジサンに話しかけられた。「ミュージック?」「イエス。」「何やってんの?楽器?」「ハイ。チェロをひいてます?」「ホワット?」「チェロ。チェロ(ひくマネをする)」「オー、チェロ?ナントカカントカ(冗談を言って連れと笑っている)。」色々話してくれたのだけどこのオジサンはジャズ好きでマイルスも3回生で聴いたと言っていた。やはりアメリカではジャズは身近な音楽なんだなぁ。そして最後に「メデスキ・マーティン&ウッド知ってるか?」「もちろん。CDも持ってる。」「あのドラム叩いてるのは私のいとこだ。」「えーーー!」なんじゃそら!隣で聞いていた連れも「そう、彼のいとこは有名人なんだ。」だって。いやー、いるもんだねー。びっくりした。

やっと中に入れてビールを買っている人達を恨めしそうに横目で見つつ会場へ(IDを持って来なかったので買えない)。広い!!日本で言うスタンディングのハコ、例えばzeppとかの1.5倍くらいある。2階と3階も結構人が入りそうだからもっとか?でも多分、収容人数はそこまで変わらない。だってアメリカ人の体積自体が1.5倍ずつだから。そこまで考えてでハッと気づいた。皆んなでかいー!私の身長では見えないんじゃ、、、。

対バンというかオープニングアクトのオニイチャンはギターの弾き語り。おお、うまい。ギターうまくて声がいいし歌もうまい。そしてただコードをひいてるだけの伴奏的ギターではなく、リフを挟んだりパターンを変えたりアイディア豊富で素晴らしい、そして間奏のソロでは早びき。
すごい、すごいのに、正解なのに、それなのにそんなにグッと来なかった。彼がMCの時に言っていた「クリームやクラプトン、ジョンメイヤーが好き。」という言葉を聞くまでもなく影響を受けている人達の演奏歌唱方法に似すぎていてそれ以上のものを音から受け取れない感じ。まあでももちろんこれは好みの問題だろうし、ジェフ・ベックをききにきているからというのはあるかもしれない。
私にとっては音楽は正解がいいとは限らないという教訓のようなステージでした。

そしてとうとう出てきた御体、ジェフ・ベック。細い、でも筋肉くん、かっちょいい。そして一音、ヘナッとしている、ガツンと来ない、でもかっこいいー!へぇこういう人なんだー、いい、私は好きです。
2曲目でキーボードの人に中指をたてたりと、悪ガキならぬやんちゃオジサンぶり。この人のギターは、例えばリズムも正確にカチッカチッっていうんでもないけど、ロック魂を出しまくってるギターだし音色はベックだし並々ならぬ魅力があってかっこいい。

この日はベックを入れて4人という編成だったのだけどどの人もすごかった。ドラマー、めっちゃすごかった。手数王なのに嫌みじゃないカッコいいドラミング。オジサンですごい筋肉でとても脱力して叩いてるのが見てとれる。爽快激ウマでした。あとベースが女の子でした。「えー?ガール?」とお客さんもびっくり。バークリーとかにいそうな20才くらいに見える女子、しかもカワイイ。でもこれが上手い。迫力系というよりもグルーブ守る系。ソロになると理論分かってる感じ。途中でベックと2人羽織ベースソロをやってたのが2人ともかわいかったな。

ジェフ・ベックはギター・ヒーローでした。
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2009年04月10日

リー・リトナー

090410
今日のリーリトナーのファッションもなかなかにカジュアルな感じで、全く有名ギタリストのオーラなし!そういう、飾らない人なんだろうな。
コンサートのMCもよくしゃべるし冗談ばっかり言ってよく笑う、とにかく明るい人。
こういう人柄が分かるのはアメリカならではだなと思う。日本にくる時は「アーティスト様」だし英語が通じないのであまりMCでしゃべらないだろうし、そして日本人の反応がきっとおとなしいから。

さて、私は十何年か前にフュージョンというジャンルの音楽を好きになって、そのあとそんなに好きじゃなくなってしまって、今リーリトナーを聴くとどう思うんだろうと割とニュートラルな気持ちを保つようにしてコンサートに行った。でもそんな気持ちは吹き飛ぶほど、とてもすばらしいコンサートだった。
何がすごいって第一に一緒に演奏したメンバーがすごくよかった!
とにかくすばらしい!グルーブが信じられないくらいすごい!お互いの音を良く聴いていて音楽を楽しんで、その日のその曲の偶然性も楽しんで軽々とひく。自分の見せ場は遺憾なくお客さんに見せつけて。
プラス、リー。明るく3人の間を渡り歩きあくまでリラックスしていて、ひいたりひかなかったり。とにかくセカセカしてない。ソロをとると技巧的でいながら上手いビルドアップの仕方。これはさすが。
爽快なコンサートでした。行ってよかった。
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2009年04月09日

春がやって来てる

090409
春がやって来てる。
まだマフラー必至だしコートも着てるけどずいぶん暖かくなったおかげで半袖の人もちらほら(ぜったいまだ早い)。
レストランのテラス席も出はじめた(ぜったいまだ早い)。
そして野球が開幕したんじゃないかな。RED SOXのTシャツの人が一気に増えたから。
ホントに分かりやすい。
春の足音はしてますが、桜が咲くのはまだ何週間も先みたいです。
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2009年04月08日

リー・リトナーのクリニック

090408
ホントに申し訳ないと思うのだけど昔っからリー・リトナーとラリー・カールトンの区別がつかない。
十何年か前にNYのブルーノートで見たライブはリー・リトナーだったのかもしくはラリー・カールトンだったのか。
今日はリー・リトナーのクリニック。クラスがあったので終わってから遅れて会場に行くと、バークリーのギター科の生徒が入れ替わり立ち替わりリー・リトナーとデュオで演奏していき、終わるとリーがコメントするという形式だった(リーって、、、ブルース・リーみたいだな)。
ギターはずるい。ひとつのポジションでパラパラ音数多くひけてそれだけでイエーイとなる。ただし、パラパラ弾けるのは諸刃の剣だと思う。というのも内容がなくひくと「あーひいてますねー、ハイハイ。」って内容薄い感じになるのだけど、リー・リトナーが音数多く弾くと圧倒的に説得力が違う。
この違いは面白いもんだと思った。
ちなみにリーリトナーの今日のファッションは、よれよれジーンズにチェックのそんなにオシャレじゃないシャツをはおっていて、なんていうかボストンのその辺のバーでビール片手にレッドソックスの試合とか見てたら絶対にギター弾きだと思わないようなオジサンだった。ま、でもいい感じのオジサン。生徒にコメントする時も暖かみとしゃれが効いてたし。
ところで杏里と婚約してたのはリー・リトナー?カールトン?ほんとごっちゃになって申し訳ないなー。
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2009年04月07日

Free Improve Lab.

090407
クラスは、たまたま集まった生徒のスキルで内容が大きく変わる。この間ぼやいたアンサンブルのクラス然り。(昨日はドラムの彼はちょっとは勉強したようで進歩していた。でもやっぱり6小節は数えられない)
ユージーンのFree Improve Lab.というクラスは人数が少なくて生徒同士とユージーンの相性が良くて音楽がどんどん広がっていくクラスだ。
クラスの内容はユージーンが思いついたままに進められていく。先学期はリズムや拍子について掘り下げていたのだけど、今学期はドリアンスケールでFree Improveというのに始まってそれに5/4拍子というのが加わってきた。更に最近は、5/4を5/8+5/8(2+3+2+3)を基本にImproveするということになってきていて、考えるとひけないし考えないとひけないしハマると自然に進行するし摩訶不思議な時空間になっているのだが、これはまさにラボラトリー=研究所という感じである。
以上!
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2009年04月05日

The Art of AttractionというバンドのREC.

090405
「The Art of Attraction」というバンドのレコーディングにストリングスを入れたいというので、誘ってもらった。最初メールが来たときあまりに状況も英語も分からなくてThe Art of Attractionって何ですか?ってメールを返したら、僕たちのバンドですと返事が来た。直訳してしまってこんがらがってたんだよね、なんか失礼なことをした。
ニュートンという、ヨーヨーマも住んでいるちょっとだけ郊外のオシャレタウン、そこの一軒家をバンドで借りて、住んだりレコーディングスタジオに改造したりしているらしい。映画に出てきそうな古めかしいお家。暖炉があり見たこともないようなこれまた古いアップライトピアノがあり、タムが7個くらい付いたドラムがあり、そんなお家にメンバーやバークリーの弦楽器4人が集まってくる。ギャラはピザ。
とりあえず音を出してみようと場所とマイクのセッティングから始め、カルテットの皆んなもなんか自由に弾きはじめる。が、ここからがわたし的には感動の体験だった。というのも、例えば私がなにかパターンみたいなものをひくと(私はただ思いついたのを練習してるだけ)誰かがそれにさりげなくのってきてなにかひく。するとそれに反応して誰かがバッキングを始める。残りのひとりもそうなると参加して役割を探し出す。自然とソロが廻り、コードやリズムが変化していく。これはいわゆるセッションという感じで、ギターやドラムやベースなんかが集まるとこういうことになるのだけど、弦楽器のみの編成でこういうことができたことがないし、できないだろうと思っていたのだ。弦の響きだけで譜面がない音を紡ぎだす気持ちよさ。
しかもタイム感が合う。合わせようと努力してるわけでなくなんとなくひいてるだけなのに合う。普通チェロがタイムをキープしないといけないことが多いので自由になれないのだけど、みんながキープするとかそういうことを全く考えないで普通にできていた。それだけでカンドー。私にとっては貴重な第一歩でした。
しかし、譜面になると結構荒っぽい。思いもつかないようなボーイングや解釈で、私は何も口出しできない。しかも何回も録り直す。合理性とかを無視し納得するまで模索、しかも切迫感とかない。これは学生だからなのか?アメリカ人気質なのか?
ま、でも面白い体験だった。アメリカ人のみの7、8人の中に放り込まれるとどうしようもない、会話が早すぎて90%分からなかった。
でもいい夜だった。いいショーゲキだった。
posted by ayumi at 00:00| 日記