2010年03月05日

ロックンロールやってます!友部正人と三宅伸治 ライブ

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何ヶ月か前にレコーディングで三宅伸治さんに会った時に「友部さんとライブレコーディングしたのが春頃CDになるんですよ。これがすごくいいんです。」と言っていて、その時から楽しみにしていたCD発売前夜のライブ。
吉祥寺のstar pine's cafeに入って行くとユミさんに久しぶりに会った!「わー、久しぶりー!」「アユミちゃん、顔変わったわね、ボストンにいた時はもっとぽわーんとして学生さんっぽかった。」「そうでしょ?あの時は完全にオフモードだったので。今はトウキョウ・モードです。」そんな話をして席に着く。
一曲目から、いや一曲目の2秒ですっかりやられてしまう。すごいー、すごすぎる!
二人なのに、二人だけなのに。うたとギターだけなのに。全ての観客を巻き込み、ライブは進む。

不思議なのは、友部さんと三宅さんの声と歌が、良い意味で決して混じり合わないということだ。
強烈な個性を持った二つの声と歌。
一緒に歌っても混じり合わない心地良さ。順番に歌っても、心地良い声と歌の違い。輪唱するパートではそれがたたみかけるようにつながり、ハモると分離して楽しめる心地良さ。
それから二人とも、優しさと同時に鋭さや反抗的なニュアンスが垣間見えるのが、何かをくすぐられる。
曲や詩の世界もすごくよいので(これまたちょっと、正面切っていながらにして斜めから切り込んでいる詩の世界)、ライブ本編が終わってみると「濃いーライブだなぁ、でももうちょっと聞きたい。」みたいな感じ。お客さんも同じのようで2回のアンコールに答えてくれた。

終演後、CDを買ってサイン会に並び、打ち上げに誘っていただいたのでアベミオと共に参加させてもらうことに。
友部さん&ユミさんとはNYの友部さんのマンションで会って以来だったので、その時の思い出話やそれ以降の話をしたりと話がはずむ。今年はボストンマラソンには行かないらしい。でも相変わらず元気だし若い!!
友部さんは5月で60才なのだそうだ。シンジラレナイ!「私ももうすぐ40です。」と言うと、「僕も来年50ですよ。」と三宅さんが言う、これもまたびっくり!
ここに約10才づつ違う音楽家が3人。
私なんか一緒にしちゃいけないくらいレベルが違う素晴らしい二人だけど、でも音楽を重ね続けていく10年という時間を持っている先輩方、感慨深いものがあったし音楽的にも人間的にも見習うことが多い。

偶然ですが、今年の「祝 春一番2010」5/4にair plantsで出演するのですが、同じ日に「友部正人と三宅伸治」も出演。もう一度聴ける!楽しみです。
posted by ayumi at 00:00| 日記