2010年06月17日

松本治@新宿Pit inn

100617
またもや緊張のライブがやってきました。
松本さんの譜面はむずかしくて複雑。
そして、メンバーはみなさんすばらしい。私だけとてもビビっている。
それでも、なんだかんだ3回目の参加なので少しは慣れてきていて、松本さんのちょっとひねくれて複雑だけど美しい音楽を奏でられるようになっていっていると思う。

さて、今日の初体験。
いつもアンコールに「ドナ・リー」というチャーリーパーカーの曲をやるのだけど、私はこの曲は好きではなくて、曲を聴いたことはあるけどすすんで音を出そうとしたことはなかった。
でもジャズの人達は、例えばクラシックでいうバッハのインベンションの8番くらいの頻度でやったりする。(8番は名曲。1番の知名度にはかなわないが、好きな人は「ああ、8番ね。」と分かち合える耳なじみのしやすい曲)
しかもこの曲は早くやればやるほど良しとされ、みんなできるだけ速くやろうとするもんだから、私なんかはカウントの「1.2.1234」が出ただけでげっそりしてしまう。
さて、今日もドナ・リーということになり、あまりのジャズスタンダード曲故にだれも譜面を持っていず、私が眉間にしわをよせていると太田朱美ちゃんが「Ab(キーはエーフラット)ですよ。」、とヒントをくれた。
それでも演奏を放棄している私に、朱美ちゃんはそっと「オタマトーン」を手渡してくれた。
これでソロを乗りきれということか、、、。
口の形だけで「どうやんの、これ?どうやったら音が出るの?」
と聞くと、左手でスライド部分を押さえる仕草。ひえー、分かんないけどやるしかない。チェロを床に置いてオタマトーンを手に取る。
そして朱美ちゃんがマイク係をしてくれて初めてのドナ・リーのソロを初めてのオタマトーンで。
あっという間に何小節目をひいているか分かんなくなり、気分は坂田明さんだけどオタマトーンの音は超しょぼい、ということになってしまった。
いやー、ジャズって怖い!!
ま、なんというか恥ずかしかったです。
posted by ayumi at 00:00| 日記