100627
前に来日した時はUNITでパスコアル一人で演奏したのだけど見逃してしまったので、その時から待ちに待った今回の来日。
GRUPOだし、初めての生パスコアルだし。
とりあえず今日の公演2回ともチケットをとった。なにが起こるか分からない。
ヒットミーも行くというので渋谷駅で待ち合わせ。
コンサート前にガード下で一杯飲もうという魂胆だ。
「どうもどうも、あ、今日メガネなの?」なんて会話をして二人して振り返ったら田中邦和さんがいた!!わ!何年ぶりかに遭遇した!
「あれ?パスコアル行くの?」なんだか普通に合い言葉のように言われた。「僕も行きたいんだけど当日券あるかな?」「今行けばあると思いますよ。」
ということでチケットが手に入ったクニさんも一緒に立ち飲みで一杯。
昨日観に行ったヒットミーに話を聞いたり、でも楽しみを減らさないために編成とか曲とかはヒミツにしてもらったり。
そしてワクワクで落ち着かないままそそくさとpleasure pleasureへ。
開演前にステージを見学に一階最前列に行く。
観葉植物をたくさん置いてあってブラジル・ジャングル風?ステージ。
色んな楽器が置いてあるので今の時点でどんなバンド編成か分からない。
ほどなくして開演、フルート二人と歌の女性、3人で一曲。でも次の曲で3人は引っ込んでベースの人が出てきてソロ。
その曲の途中でメンバーがわらわら出てきたと思ったらさっきフルートを弾いてた二人は実はサックス奏者とキーボード奏者だった!なんでもできるのか?!
そして御体エルメート登場。おー!出てきただけで盛り上がる!
とにかく、エルメート・ワールド炸裂。
個々の楽器の技術がものすごく素晴らしいのと、個々のリズム感が異常なほど素晴らしくて、それが皆で合わさってさらにすごくなっていること。
エルメートが突然出す指示に従ってソロをし続けたりキメをやったり。
私はというと、素晴らしすぎて面白すぎて、すごすぎるアイディアやソロはツボにはまってしまってことあるごとに爆笑していた。
楽しい面白いライブ。でもその根底にはバンドで築き上げた確固たるサウンドがある。
噂ではこのバンドの何人かは共同生活のようなことをすることもあるらしく、そんな時には1日に8時間とか12時間とかリハーサルをするらしい。そしてエルメートは毎日作曲をする習慣らしいので、次の日にはみんなで新曲を練習する。
実は「奇才・天才」と言われているが研究とか努力とかが入ってる人なのだ。
2回目のステージは予想通り1部のステージとちょっとばかし違っていた。
流れは一緒なんだけど途中の曲やソロオーダーが違って楽しい。
ちなみに一部では奥様(ウタのご夫人)とダンスを披露してた(ダンスという名のエルメートソロかも?)のが新鮮だったけど、2部ではこのツアー最後のステージという空気が渦巻いて、スタンディングのお客さんに長い長いコール&レスポンスをしたことが印象的だった。(しかもむずかしくてレスポンスできない。)
とにかく素晴らしすぎて興奮に次ぐ興奮のステージ。
いいものを見せてもらいました。
これはエルメート熱が当分冷めなさそう。
尾を引くコンサートでした。
2010年06月27日
エルメート・パスコアル
posted by ayumi at 00:00| 日記