091018
あぁ、寝不足。
午後から録音仕事、のあと今度やる録音仕事の資料を受け取りにギターの間宮さんの仕事場へ。
本当は郵送してくれると言ってくれてたのだけど、せっかく近くに来たんだからそりゃわざわざ会った方がいい。
ケーキを差し入れに持っていったらビールを出してくれた(笑)さすが!
「1年間どうしてました?」「いや?相変わらずかな?」なんて話をたくさんして少々仕事の打ち合わせをする。
ニッポンに帰ってきてから人と会って話をするのが楽しいなぁ。
夜はZAKさんに突然誘ってもらって渋谷AXにライブを観に行く。
なんでも20年以上も付き合いのあるバンドFrictionのステージのPAをやるというので、なんか面白そうだなという予感がして。それにロックを聴きたい気分だった。
Frictionをいうバンドのことは全く知らずに扉を開けると演奏が始まっていた。ステージには2人しかいない、でも二人とは思えない音だ。
ドラムと、あれはギター?いやベースだ。ベース?でもなんかギターみたいな高い音もしてる、なぜだ?
次の曲になっても謎は消えずでもガンガン前にやって来る音を聴きながら、きっとあの大きなアンプの後にギターの人が隠れてるに違いない、などと想像したりしたけどもちろんそんなわけはなく、エフェクターを駆使しベースの音を何重にもして音圧をあげていたのだ。
ロックロックロック!
ロックを長年やっている余裕の音を若い客に投げかける。
カッコよかった。
すごすぎて次のステージのゆらゆら帝国がちょっとかすんでしまったほどだ。
ZAKさんにあいさつして帰ろうと思ったら「ごはん食べ行こか?」と言ってくれ、さっきステージでロックしていたFrictionのReckさんと三人で夜食へ。
(さぁっき、ひぃぃてたひとがぁぁ。うたぁってたひぃとぉがぁぁぁ。)
でもあまりにマイペースなちょっと変わったオジサンでした。(失礼)
なんかの話から「最近低音があるどーんとしたギタリストがいないんだよねー。そんなヤツがいたら一緒にやってもいいんだけど。なんかドラムとベースの上に乗っかっちゃってるみたいな、音が細いのしかいないんだよねー。」
なるほどね。
そんなギターひき、周りにいたっけな。ばーでんぱうえる並にいない。
それから帰り際に面白い話をしてくれた。
「モノを見るとき日本人は右から左に見るんだって。そして欧米人は左から右。」
「それって文章から来てるんですか?小節とかの縦書きと、アルファベットの横書きと。」
「そうそう。 それでね、浮世絵の東海道五十三次は日本橋から京都までを右から順番に並べるんだけど、これを欧米人に並べさせると左から右に並べちゃうんだって。そうすると絵がつながらない。」
「へぇぇぇ!!」
「最近は日本人でも左から右になってきてる人が増えてるらしい。でも日本は色んなものが右から左、左から右、両方にあふれてるからこんがらがって分裂症みたいになってるらしいよ。」
こんな話。
なるほど、気づかなかったなぁ。