090715
リサイタルが終わりました。
なんというか一言でいうと、楽しかった。
スー、リカちゃん、ミミ、かいくん、そして来てくれた人たち、どうもありがとう。
ボストンに来る前は、お仕事も含めて年間110?120本くらいステージに上がっていたのに、今は月に一回あるかないか、それも数曲だったりしたので人前でひくことの「愉しさ」からすっかり遠ざかっていた。
しかもボストンに来てから、ひいている時に、いい意味での切羽詰まるような緊張感やドーパミンが出る感じが全くなくて、これは演奏家としてヤバいなと思っていたのだけど、昨日はそれを十分に感じれたので幸せだった。
素晴らしいメンバーと共に。
もうちょっと私が英語しゃべれたらなー。「こうひいてよ!」「こういう感じはどう?」とかもっともっと指示したり他の人がひきたい感じを引き出せたんだけどなぁ。
なるべく口で言わなくても分かるように、譜面にテヌートだスタッカートだ、rit.だメゾフォルテだと書いていたのだけど、なんとそれは!私が日本人ならこうひくと想定して書いていたもので、例えば「テヌート&アクセント」と記号を書き込んでも、ひいてもらうとなーんか違ったのだ。
つくづく「自分がこうだと思っていることを他人もこうだと思うと思ってはいけない。」と思った。
違ってた時にそれを言葉で説明できたらなぁ。よかったんだけど。
しかし、日本だとアレンジャーがどうひいてほしいかが求められるけど、せっかくいいメンバーだからひきたいようにひいて良い方に行けば、と思って言わなかった部分もあるのだ。
まぁこれは課題ですね。
ミミはこのクァルテットをとても気に入ってくれてがケンブリッジにあるライブハウスをブッキングしてくれるというので、この夏のうちにもう一度ライブができるかもしれない。
(ミミは2007年のサマープログラムの時からの付き合いで、とても私のことを認めてくれていて、今日演奏したカルテットのアレンジ譜もバークリーで買い取ってくれるよう手配してくれた。教育者としても人間的にも素晴らしい人です。)
日本だったら、「イエーイ、打ち上げー!!」となるんだけど、いかんせん居酒屋もないし学校行事だし。それでも私は打ち上がる気満々でパスポートを持って来ていたので、Xちゃんを捕まえボイルストンストリートのバーの窓際の席へ陣取り、サミュエルアダムスのサマーエール生ビールを頼み、ここ2週間くらいの引きこもり生活を吹き飛ばすかのようにしゃべりまくりました。
ひゃー、一段落一段落。
2009年07月15日
昨日はリサイタルでした。
posted by ayumi at 00:00| 日記