2009年05月15日

Dia Beacon

090515
グランドセントラル駅からメトロノース鉄道に乗って約80分、Beacon駅に着くとそこはとても良い天気。ちょっと暑いくらいだ。
駅から10分坂道を歩く。たまに車が通るくらいで人通りはない。そしてたどり着いた美術館Dia Beacon。
ここは元々ナビスコの印刷工場だった巨大な建物を美術館にして現代美術を中心に展示している。
実は何年も前から来たかった美術館なのだ。やっと来れた。

荷物を預けたりチケットを買ったりしている間にD氏&Tちゃんと合流。今日から何日かタングルウッドにあるD氏のサマーハウスにおじゃまさせてもらうのだけど、ここまでわざわざ迎えに来てくれて一緒に美術館を見るという趣向なのだ。

入館してみると、ダンサーがたくさんいる。なぜ?コントラバスやサックスやノイズなどのフリーインプロビゼイションに合わせて2人一組で動いている。これは美しい。動く芸術。どうやら日曜日にエキシビジョンがあるらしくそのリハーサルをしているのだけど、見れてラッキー。上質の「時間が動いている芸術」を見れた。

現代美術は、好きなものそんなに好きじゃないの、心が動くものそんなに動かないもの、通りすぎるけどあとで気になるもの、いろいろあるけれど、素直な感じるままに観ることにしている。
最初の方はまぁこんな感じかなとか、これ私でも描けるとか思うものも少なくなかったのだけど、途中から作品世界に入り込めてきた。そうなると楽しいばかり。
昨今の私は、美術館で「曲のかけら」が生まれることが多く、そんな時にはハナウタを歌いニヤニヤしながら変な速度で歩いて見て回っている。この時もインスピレーションがピキピキ来始めた。特に好きだった人はSoWett。

巨大な建物をうまく利用した巨大なスカルプチャーや贅沢に空間を使った陳列、ゆっくりと見て回っても疲れないほどよい量の作品、窓の外は緑の樹々。
たっぷり堪能してまたダンス&音楽のリハーサルをしているのを眺め、Dia Beaconを出た。

行けてよかった。
とても好きな美術館でした。
また15年後くらいに行きたい。
posted by ayumi at 00:00| 日記