090514
ちょっと前にNY在住ドラマー・新井田さんにair plantsの3人で連れて行ってもらってあまりに美味しくて感動した「粥之家」という、お粥が名物のチャイニーズレストラン、の別館の方に一人で出かけてランチ。
やはり間違いなく美味しかった。
本店より小さめでこぎれいなお店。1年くらい前にオープンした現代美術館「ニュー・ミュージアム」のすぐそばです。オススメです。
SOHOあたりでお買い物をしつつ、最近オープンした「Rock & Roll Hall of Fame ANNEX NYC」に行ってみる。
実に観光地的な場所にある、観光地的なミュージアムだなと、こんなもんかなと思いつつ進んでいくと途中からすっかりハマってしまった。
プレスリーの、マイケル・ジャクソンの、マドンナの、J・Bの衣装。
ジミヘンの、クラプトンのポール・サイモンのギター。
多くのスター達のサインや直筆の歌詞を書いた紙切れ。閉店したロックのライブハウスCBGBの設備の一部をそのまま運び込んだりと、結構見ごたえがあった。
しかしその先の特別展示「JOHN LENNON: THE NEW YORK CITY YEARS」にはすっかりやられてしまった。
直筆の絵や手紙、レコーディングで使っていたとみられる歌詞の紙は構成を入れ替える矢印がひかれていたり言葉を直していたり、臨場感が感じられる。
他にもグリーンカードや「NEW YORK CITY」のTシャツや、眼鏡やピアノ、そして目玉は撃たれた時に着ていた血まみれのシャツが入っているという検死から戻ってきた茶色の紙袋までが展示されている。
すっかり、どっぷりとジョン世界に入ってすごく長い時間を過ごしてしまった。
http://www.rockannex.com/home
一度宿に帰って落ち着いてからビレッジ・バンガードの2セット目へ出かける。
おとといのビル・フリゼールのライブがあまりに良かったので行けるものならもう一度行こうと思って。
今日のトリオは、ディレイを使った「リアルタイム多重録音ビルフリ・サウンド」を極力やらずにとにかくストレートに演奏を聴かせた。
おとといとはまた違う内容だったのでこれは来たかいがあったというものだ。
そしてなぜベースの人のあだ名が「趣味ボーリング」なのか、見てて分かった(自分で付けといて後々自分で解析)。
最初はボーリングやりそうなシャツを着てるな、だったのだけど更に!
この人はひきながらとっても動く。
盛り上がってくると激しく動く。
前に!
ビルフリに向かって!!
その時にボーリング投げた直後みたいな格好になるのだ。
(実際見ないと想像しにくいだろうと思う。右利きのボーラーが投げたあと右足がクッと曲がってるような感じ。これ見るためにもこのトリオで日本で公演して欲しい)
ベーシストでこんなに動く人を見たことない。ビルフリは笑ったり真顔になったりしながらずっとベーシストを凝視しながら演奏している。
ドラムの「科学者」は目をつむって演奏。
ビルフリも「趣味ボーリング」も半分お客さんにおしりを向けてたりする感じで3人向き合って演奏しているので、きっとセンター・ステージが似合うだろうなーなんて思いながら見ていた。
いやはや今日もすばらしい演奏でした。
2009年05月14日
NY最終日&ビル・フリゼール再び。
posted by ayumi at 00:00| 日記