2009年04月20日

ボストン・マラソン 2009

090420
友部さんは集合場所に6時に行きバスでスタート地点まで運ばれ10時に走り出したらしい。早い!!
私がユミさんと待ち合わせたのは12時過ぎ、人垣の中からユミさんを捜していると「うぉおおぉー!」という歓声がこちらに向かってやってきた。あれは時間的にも先頭の方の選手だったんじゃないかな。黒人選手が走り抜けていった。
通りを挟んだ対岸にユミさんをみつけ叫び「そこに行きますから」とジェスチャァと気持ちで伝え、5m先にいるユミさんの元に行くまで約10分。道は絶対に渡れないため、ぐるっと大回りをしていかなければ行けないのだ。
さて腰を据えて観戦。
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とにかく、一人選手が走ってきて通り過ぎるだけで感動する。
人間が何十キロも走って体の限界にきている人達が通り過ぎてゆく。
足がつって立ち止まる人。競技用車いすの人。余裕で手を振り歓声を求める人。

中でも印象的だったのは、応援している家族が選手をみつけ声を張り上げて名前を呼ぶ。すると何秒かして家族がどこにいるか気づいた選手は速度を落として近づいてゆき、子供に妻に赤ちゃんに家族全員にキスをしてまた走り出す。
こういう光景が何度か見られた。
家族はエネルギーだなぁ。

さて友部さんにもそういう瞬間が訪れるのかと密かに期待していたのだが、なんと、私たちは友部さんの姿を見ることができなかった。
二人して身を乗り出して目を凝らして探したのだけどダメだった。
いつものタイムにプラス20分くらいまで、寄せる選手達の中から姿を探したのだけど残念ながらみつからず。
やっとあきらめて少々心配しながらウェイティング・エリアと呼ばれる選手と家族が落ち合うための場所へ行き(道路が封鎖され遠回りをしなければいけなかったのですごく時間がかかった)やっと再会。
おつかれさま!おめでとう!友部さん!
走りぬいた人を尊敬せざるをえない。
だって自分ではできないし、車で何十分かかかる道をひとりぼっちで3時間半くらいずっと走ってたんだもん。
敵がいないスポーツ、マラソン。
すごい。

マラソンはテレビで見てるより間近で見るとホントに人間を感じて感動しました。
全ての選手がヒーロー・ヒロインでした。
posted by ayumi at 00:00| 日記