081113
Turtle Island Quartetのバイオリニスト、Mads Tollingのクリニックに行った。
若い!!とっても若い!ジーンズの似合うオニイチャンだ、でもめちゃ上手い。すごく上手い。
まず何曲か演奏してくれるんだけど、第一印象はちゃんと拍を感じて弾いているということ。案外これやってない人多いんだけどこの人は分かりやすいほどやっていた。そんでコードに対するアプローチはもちろんすごいんだけど、弦楽器でできる技とコツをたくさん知っていて曲に上手に盛り込んでいる。いくつかを学生にも分かりやすく教えてくれた。その中でとりわけ興味を持ったのがCHOP。弓のフロッグ近くでノイズを出すパーカッシブ的奏法なんだけど、ちょうど先週のユージーンのレッスンからこれを教えてもらい始めたところだったので興味津々。これは日本でやってる人あんまりいないし、きっと帰ったらすぐに使っちゃうんだろうなー、書かなきゃよかったー。しかしお見事チョッピング。
一通りの講義のあとは生徒代表がカルテットで演奏。チェロの人立って弾いてるよ、でもあんまりむずかしいことは弾いていない、あ、チョッピングやってる。威力はないけどやれてる。その後弾きたい人は出てきてみんなで一曲やりましょうということで、私は恥ずかしいので行かないけどみんなを観察。15人くらいが演奏していたのだけどとにかく実力がバラバラ。初見が出来てる人できない人、音色、あきらかにアイリッシュ出身の人、クラシック出身の人。ここでもチョップが出てきたが、なんと半数くらいの人はなーんとなくできている。そうなんだ、なじみがあるってことね。そして中にアドリブがとてもうまい人が2人くらいいた。
クリニックが終わってビルを出てきたところでユージーンにバッタリ会ったので「今Mads Tollingのクリニックに行って、云々、、チョップがすごかった。」というと「チョップね、うんうん。彼はリズム感がすごく良いんだよね。」というようなことを言っていた。「来週のレッスンまでにチョップを練習します。」と言って別れたが実はユージーンのチョップはチェリストとしては信じられない位グルーブがあって本当にすばらしいのだ。
いつか、すみからすみまで書き譜とかじゃなくてコード譜で、ここはバッキングねーなんてそんな弦楽カルテットがやりたいなーと思ってしまった。
http://www.madstolling.com/
http://www.myspace.com/madstolling
2008年11月13日
Mads Tollingのクリニック
posted by ayumi at 00:00| 日記