2008年09月30日

ひょんなことからアメリカ初仕事

080930
今日はユージーンのレッスンがあった。トランスクライブした譜面を見ながらコードと使っている音の関係をアナライズ。ディミニッシュスケールを習いました。しかもオススメの指使いまで。バヨリンのジャズの先生は日本にもいるけど、チェロで具体的なことを教えてもらえることなんてありえないだろうと、ユージーンに会うまではそんなこと思ってもみなかった。教えてもらうってすごい、ありがたい。
レッスンが終わって楽器を片付けているとクリスというバヨリンの先生が入ってきて何やらユージーンと話をしている。「今日の夜チェロを探しているんだけど、録音しなきゃいけなくて。」「譜面あるの?それともインプロ?」「譜面ある。」「じゃ、彼女。彼女はばっちりだよ。」ということで、タイミングよく指名されて夜に仕事をすることになった。
そして夜、訳の分からないまま行ってみるといつも弦の授業をやっているクラスでなにかのプロジェクトの録音のをする模様。音をメールで受け取りPro Toolsの簡易版に入れ、譜面をPDFで出す。しっかしこの譜面がひどかった。コンピューター譜なんだけどト音記号で書いてあり下線が4つくらいはあたりまえ突然和音になっていたりする。とにかく読めない。それから臨時記号がいたる所についていて、途中で転調したら#が7つの調に。#が7ってなんだよ。ミもシも#かよ(♭5個にしてよ)。日本でも見にくい譜面を数多く経験してきたけど今までで3本の指に入る分かりにくさだった。でもこちらは元プロですから、と集中してやって結果とても喜ばれる。そしてギャラをもらう。アメリカで初仕事。訳分かんなかったけど、しゃべれなくてコミュニケーションはどうだったかも謎だけど、面白かった。東京にいたら「じゃこのお金で飲みに行くか!」と言いたいところだけど。
posted by ayumi at 00:00| 日記