2010年02月17日

魚を三枚におろす。

100217
起きたら1時半だった。う〜ん。
お風呂に入って朝ごはんをいただいたら4時になった。
ミチアキさんが「コーヒーを買いに行こう。」というので車に乗り出発したら千倉から南へ、房総半島最南端の白浜まで走った。
海が見える小さなコーヒー屋さんは、お店に入るとこうばしい香りが飛び込んでくる。ミドリの豆をその場で焙煎してくれるのだ。
その場で一杯いただいたのだけど、今まで経験したことのないような一口目だった。コーヒーの味、豆の味、の前に何かがいる!なんだろう?焙煎感かなぁ。びっくりした。うん、美味しいです。

その帰りにスーパーで今日の夕飯の材料を買う。

今回、是非やってみたいことがあった。ここは先輩の力を借りてと思い、昨日の話の中で「魚を三枚におろすっていうのをやったことがないんですよ。教えてください。」とお願いしたら快諾してくれた。
ということで「あじ」を購入。
「あじはおろすのがなかなかめんどくさいんだよ。でもあじができれば他の魚はなんでもできるから。」
帰ってさっそくお魚と対決。
緊張。
小出刃包丁を渡される。
横にミチアキ先生が並ぶ。
「さて。」
一匹手にとってお手本「このひれとこのひれの角度で包丁を半身入れて裏返す。ひっくり返して同じく包丁を入れ頭を落とす。」
「ふむふむ。」
「腹を切って内蔵を出す。」
ぎょえーーーー!!
すごい血!ななな内蔵が気持ち悪いーーー!
「びびってないで指を入れて出す!」
ぎゃーーー!
「慣れだから、慣れだから。」
え゛ーーー?!!
しかし、たしかにそういうもので5、6匹さばいてたら慣れました。

背中のギザギザも取り、骨に沿って半身づつそいで一枚おろし成功。
反対の身もそいで3枚におろせた!!
感動だなぁ、ものすごく時間がかかったけど人生初の3枚おろし。
この日がやってくるとは。
たしかに「慣れ」というのは数をこなすと慣れてくるもので、ミチアキさんのように早くもないしキレイにも出来上がらないけど3枚におろすことには慣れたと思う。
さて、これからもうひと行程。
あじには背中に縦に生えてある骨があるらしく、それを丁寧に特大ピンセットで抜いてゆく。根気、根気。
これをやるとふわふわの美味しいあじフライが食べれるのです。

aji2.jpg
(上のバットに入ってるのがミチアキさんのさばいたあじ。下のギザギザのが私。)


さて、夕飯の直前に何の気なしにレコード棚から「ジェームステイラー」の「In the Pocket」を取り出した。
「これ、今日の夕飯に合いますかね?」
「もちろん!」
この一枚がきっかけでこの夜はジェームス・テイラー・ナイトになった。
「Gorilla がいいんだよ。ジャケットもね、ほら続いてるでしょ?」
「ジャケットといえばOne Man Dog これがジャケ買いするほどカッコいい。」
「でもダサいジャケットもいっぱいあるんだよ。これとか(Dad Loves His Work)。」
「JT もあとで聴かなきゃね。」
奥様のかつらさんも世代だそうで、中学生の時に日本に来てたはずだよ、などと盛り上がる。
美味しいあじフライと、そして今日は田中家で生地から作ったピッツァ、スパークリングワインと赤ワインで、やはり飲んでしまった。






posted by ayumi at 00:00| 日記